ストア・オブ・ザ・イヤー2023、11〜20位も話題の新店がずらり!
店舗部門 16位
無印良品 板橋南町22
店舗概要
オープン日 | 2022年11月17日 |
所在地 | 東京都板橋区南町22-14 |
アクセス | 東京メトロ副都心線「要町」駅より徒歩約8分 |
営業時間 | 10:00~20:00 |
売場面積 | 3924.36㎡ |
受賞理由
- 品揃えに関しては最新の店舗。洗剤の量り売りやリサイクル活動など、サステナブル感満載
- 地域に根付いた店舗運営がなされている
- 買い回りしやすい通路幅や売場陳列。都会の喧騒を忘れてしまうような落ち着いた売場づくりが素晴らしい
「ふだん専門店」を掲げる関東最大級店舗
16位は、良品計画(東京都/堂前宣夫社長)の「無印良品 板橋南町22」だ。「無印良品東京有明」(東京都江東区)、「無印良品銀座」(同中央区)に次ぐ、関東最大級の店舗である。
ストアコンセプトに「ふだん専門店」を掲げ、食品やキッチン用品など、日常生活で使用する商品群の販売を強化している。
2階の食品売場では、無印良品の食品のほか、地域の農家から仕入れた野菜や生花を取り扱う。店内調理した総菜や弁当を提供する「MUJI Kitchen」は同社2店舗目の導入だ。3階では、必要な量だけ購入できるヘアケア商品や洗剤の量り売りサービスを展開。また、500円以下の商品を集めたコーナーを展開し、来店頻度の向上を図っている。
店舗部門 17位
平和堂ビバホーム一宮店
店舗概要
オープン日 | 2022年3月1日 |
所在地 | 愛知県一宮市羽衣2-5-8 |
アクセス | JR東海道本線「尾張一宮」駅よりクルマで約10分 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
店舗面積 | 2279㎡ |
取扱SKU数 | 1万3916 |
年商目標 | 22億5000万円(直営のみ) |
受賞理由
- 健康志向の商品など高付加価値商品を充実させている
- 地方で暮らしている人たちの生活を豊かにする店
- 天井の造りなど他店舗で見られないような内装デザイン。壁面グラフィックの市場感も楽しさを感じる
健康志向商品を約1.2倍に拡充した商業施設内店舗
17位に入ったのは、平和堂(滋賀県/平松正嗣社長)の「平和堂ビバホーム一宮店」。ホームセンター事業等を展開するアークランズ(新潟県/坂本晴彦社長)と、ヤマダホールディングス(群馬県)が共同開発した商業施設1号店「スーパービバホーム一宮」へのテナント出店だ。
一宮市はSMのほかDgS、DSといった価格訴求の異業態も多く存在し、競争の激しいエリア。そんな商圏環境のなか価格競争力を強めると同時に、「減塩」「低カロリー」「オーガニック」などの健康志向の商品の品揃えを既存店の1.2倍に拡大した。また、フレッシュジュースや鮮魚の対面販売も導入して賑わいも演出するなど、価格以外の価値を積極的に訴求している。
店舗部門 18位
オーケー下瀬谷店
店舗概要
オープン日 | 2022年12月6日 |
所在地 | 神奈川県横浜市瀬谷区下瀬谷2-9-3 |
アクセス | 相鉄線「瀬谷」駅より徒歩22分 |
営業時間 | 8:30~21:30 |
売場面積 | 1,352.78㎡ |
受賞理由
- 激戦区での変わらない戦略
- 快適なワンウェイの売場レイアウト
- 総菜の種類が豊富でおいしい
- 圧倒的な安さ
- 「高品質・EDLP」の実現力
ブレない戦略が光る複合施設内店舗
18位は、オーケー(神奈川県/二宮涼太郎社長)の「オーケー下瀬谷店」だ。2km圏内に自社店舗が3店ある、ドミナントエリアへの出店。家電量販店「エディオン」や、DgS「クリエイト エス・ディー」、クリニックが入る複合施設「DPRプラザ瀬谷」1階に入居している。
店舗から半径1㎞には「ロピア瀬谷橋戸店」や「FUJI橋戸店」などがあり競争の激しいエリアだ。
そうしたなかでも下瀬谷店は、オーケーの標準化された店づくりを踏襲。入口から青果、鮮魚、精肉が続くワンウェイ方式の売場配置で、「高品質・EDLP」を追求した品揃えを提供する。
投票ではオーケーの自社の戦略に忠実な店づくり、「高品質・EDLP」を体現する商品に評価の声が集まった。
店舗部門 19位
マックスバリュ エクスプレス幕張店
店舗概要
オープン日 | 2022年8月20日 |
所在地 | 千葉県千葉市花見川区幕張町5-417-15 |
アクセス | JR総武線「幕張」駅より徒歩約10分 |
営業時間 | 8:00~23:00 |
売場面積 | 964㎡ |
取扱SKU数 | 7369 |
年商目標 | 14億円 |
受賞理由
- 300坪の売場をうまくレイアウト構成している
- これまでにない生産性、売場づくりへのこだわりを感じる
- 地元商品に重点を置き、客単価を上げる戦略がよい
「買物体験型」をめざす小型フォーマット
第19位は、U.S.M.H傘下のマックスバリュ関東(東京都/島田諭社長)が改装オープンした「マックスバリュエクスプレス幕張店」だ。
「エクスプレス」の屋号を掲げるとおり、幕張店は売場面積964㎡の小型フォーマット。限られたスペースの中で「買物体験型」の売場づくりを追求する。また、MDにおいては、「地元産」や「素材」を重視。通常のエクスプレス業態よりも生鮮強化を図り、ふだん使いができる店をめざしている。
同店ではU.S.M.Hが開発した「Scan&Go Ignica(イグニカ)」アプリを活用した有料会員制プログラムを初めて導入。これらの試みは、マックスバリュ関東が展開する首都圏のエクスプレス業態への水平展開も見込んでおり、同社の店舗戦略上でも重要な店舗と言える。
店舗部門 20位
マルエツ板橋南町店
店舗概要
オープン日 | 2022年9月8日 |
所在地 | 東京都板橋区南町21-1 |
アクセス | 東京メトロ有楽町線・副都心線「要町」駅より徒歩8分 |
営業時間 | 9:00~23:00 |
売場面積 | 1319㎡ |
取扱SKU数 | 1万606 |
年商目標 | 21億2000万円 |
受賞理由
- ふだん使いの商品とハイクラスの商品の構成が絶妙
- 青果売場の売り込む姿勢が秀逸
- マルエツの新しい取り組みを一気に導入した最新店
- 健康志向と若い世代への対応がしっかりなされている
新しい買物体験の実現をめざし、最新施策を一挙導入
第20位は、こちらもU.S.M.H傘下のSMであるマルエツ(東京都/本間正治社長)の「マルエツ板橋南町店」だ。
同店はコンセプトに「お客さまの困りごとを解決する、新しい買物体験の実現」を掲げる。U.S.M.Hのネットスーパーを導入し、店舗で非接触での受け取りを可能にしたほか、「ウーバーイーツ」へも出店するなど、多様なニーズに対応している。また初の試みとして、会員制プログラム「マルエツプライム」も導入した。
MD面には、同社が22年度戦略に掲げる「健康軸」「顧客の若返り」という2つのキーワードを反映。健康的な食生活のために必要な栄養素が含まれた商品、減塩商品、低糖質商品を色分けしたPOPで提案するほか、若者に人気の韓国食品の品揃えを強化している。