ワークマン

新業態開発も活発、店舗数1000店を超える
 ベイシアグループで、作業服・関連用品の専門店を展開する。同グループの中では唯一、上場をしている。1980年に群馬県伊勢崎市に「職人の店 ワークマン」1号店オープンしてスタートし、以降、作業服の製造小売業(SPA)として、主にフランチャイズによる出店で規模を拡大してきた。

 本来の職人向けだった商品が、アウトドア向けや、オートバイのライダー、さらには滑りにくい靴が妊婦に注目されるなど、想定以上に使用シーンの幅が広がり、それに応える形で、商品開発も行うようになった。

 同時に店舗形態も、カジュアル色を強めた「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」、女性層向の「#ワークマン女子」、既存の客層に特化した「WORKMAN Pro」などのフォーマット開発に挑戦している。またこれらの新業態は、一般顧客を意識して都市型SCやオープンモールへの出店を加速している。

 2024年3月末の店舗数は、「ワークマン」が401店舗、「ワークマンプラス」が552店舗、「ワークマン女子」が48店舗、「ワークマンプロ」が10店舗の、合計1011店舗となり、1000店舗を超えた。24年9月から25年5月までの9か月間で、主力の路面女子店を27店、大型ショッピングモール内女子店を3店の計30店を出店すると発表している。

 24年3月期決算は、営業総収入が前期比3.4%増の1326億円となったものの、営業利益が4.0%減の231億円となった。チェーン全体の売上高は3.2%増の1,752億円。売上が大きいSC内の店が10店舗増えたことから、増収につながった。

 25年3月期の業績は、営業総収入で4.5%増の1,385億円、営業利益で2.1%増の236億円を見込んでいる。

代表取締役社長 : 小濱 英之

売上高売上高
営業利益率
売上高
販管費率
売上高
経常利益率
売上高
当期純利益率
132,651百万円17.4%18.1%17.8%12%

決算期:2024年3月 / 個別

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