ワークマン 「#ワークマン女子」路面店出店の加速に向け、大型流通センターを建設
ワークマン(群馬県)は1月31日、2025年3月期下期から次世代主力業態「#ワークマン女子」の路面店出店を加速させるため、物流拠点として岡山県岡山市北区に「岡山流通センター (仮称)」を新設することを発表した。
この大型流通センターは、床面積7.2万㎡で、吉備スマートICから約400mの位置にあり、2027年10月1日に稼働予定となっている。完成後は関西圏と中国、四国、九州全域へ出荷する。
ワークマンは、西日本において出店余力が高いため、出店戦略を強化する一環として岡山流通センターを建設。完成後は2023年に稼働した賃借物件の神戸センターを返却し、将来は伊勢崎、滋賀竜王と岡山の3センターで全国をカバーする計画だ。なお、同社は毎年の出荷点数増加率5%を前提として、物流インフラを整備している。
また、東日本でも「#ワークマン女子」路面店を中心に出店が急増し、28年には伊勢崎流通センターの能力が限界に達する見通しとなっている。そのため、群馬県でも床面積8.2万㎡クラスの流通センターを新設し、伊勢崎センターと機能を分担して一体運営を行う計画が進行中となっている。
ワークマンは、ワークマンやWORKMAN Plus、「#ワークマン女子」や新業態である「WORKMAN PlusⅡ」など計1006店を展開しており、特に好調な「#ワークマン女子」の路面店出店を強化。来年9月から全国400店体制を目指すとともに、これまでの大型モール内を中心とした出店を抑制し、25年3月期下期でフランチャイズ形態の路面店を23店出店する予定だという。
なお、岡山市と群馬県の2つのセンター建設計画は、用地確保に向けた交渉段階であり、2つのセンターへの総投資額は290億円前後を見込んでいる。