イオン九州

イオン九州(福岡県)の2020年2月期の営業収益(単独)は2224億6100万円(対前期比0.8%減)、営業利益は大幅減益となった前期から一転、店舗運営の効率化や販管費低減の取り組みが奏功し急伸した。

同社は主に、総合小売(GMS)事業とホームセンター(HC)事業の2つを軸にビジネスを展開している。中核のGMS事業においては地域密着型のショッピングセンター(SC)の開発を進めており、19年度はその一環として「イオンモール福岡伊都」「イオンショッパーズ福岡店」の大規模リニューアルを実施。新規導入の売場や専門店が順調に支持を集め、改装後の売上高は各店で好調に推移した。GMS事業における部門別の取り組みとしては、食品では客数拡大を最重点目標に掲げ、19年度は3月、6月、10月、12月の4回にわたって「イオン九州 本気の値下げ」と銘打って大規模なセールを敢行。

さらに19年1月に稼働を開始したプロセスセンターで、独自開発の総菜やレンジアップ商品を製造することで収益性の向上を図っている。衣料品はカジュアル衣料と肌着に特化した新たな売場「インナー&カジュアル」の構築に取り組み、今後各店への導入を加速する方針である。新たなビジネスモデルの構築に関しては、都市型小型店の新業態「ニコキッチン」の路面店を福岡県福岡市内に開業したほか、フランチャイズ事業にも乗り出し、スイーツ専門店「フードボートカフェ」の運営をスタートしている。

なお、イオン九州は今年9月1日付けで、イオン(千葉県)のSM・GMS改革の一環として、マックスバリュ九州(福岡県)とイオンストア九州(同)を吸収合併することが決定している。

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