ゴルフウエアに本格参入のワークマン 上方修正で見据えるゴルフ1000億円市場での未来像

油浅健一
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ワークマン(群馬県/小濱英之社長)がゴルフウエア市場でも急拡大中だ。2022年春夏に、パンツ、手袋などからスタートした同社のゴルフ領域。2023年春夏では、クラブ以外は揃う、ゴルフウエアではほぼフルライナップで本格参入を果たした。反響は大きく、早くも計画を10億円上積み。2024年度の売上見込みを40億円に上方修正した。創業以来、徹底する「低価格・高機能」で、ゴルフ領域でも旋風を巻き起こす同社は、どこまで躍進を続けるのかーー。

「低価格・高機能」で、ユーザーも待望のゴルフ領域へ

役員待遇製品開発部第2部長
役員待遇製品開発部第2部長の北村武士氏

 製品価格は市場平均の3分の1。これまでに、アウトドア、スポーツアパレルなどでも、高い機能性を誇りながら、低価格を実現し、先行メーカーにインパクトを与えてきたワークマン。ゴルフウエアへの本格参入でも、同路線はしっかりと踏襲し、1000億超といわれる市場に切り込んだ。

 「実は企画当初、『本当に売れるのか?』との懐疑的な声はあった」と同社役員待遇製品開発部第2部長の北村武士氏は、ゴルフ領域参入前の意外な事実を明かした。

 高機能なワークマンのウエアをゴルフウエア代わりに活用するゴルファーはすでに一定数存在。需要は見込まれていただけに、成功は固いようにみえていた。それでも社内で厳しい声が挙がったのは、本格参入となれば、中途半端な製品では受け入れられないという、同社の機能性への並々ならないこだわりがあったということだろう。

のゴルフウエア売場
ワークマンプラス本庄台町店のゴルフウエア売場

 しかし、2022年に第一弾として投入したゴルフ関連製品は想定以上の高い評価を受け、不安は杞憂に終わる。期待以上の出来栄えに、待ち望んでいたユーザーも飛びつき、同社の高機能・低価格が改めて、新領域でもインパクトを残す結果となった。

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