ユニクロ売上高、1月は10.9%増 防寒衣料好調で2カ月連続のプラス

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ファーストリテイリングが発表した国内ユニクロ事業の1月の売上高(Eコマースを含む)は、既存店ベースで前年同月比10.9%増だった。

 ファーストリテイリングが発表した国内ユニクロ事業の1月の売上高(Eコマースを含む)は、既存店ベースで前年同月比10.9%増だった。2ケタ増収だった前月に続いて防寒衣料の販売が好調で、2カ月連続のプラスとなった。客数は1.5%減で2カ月ぶりに前年実績を下回ったが、客単価が12.6%増加した。

 他のカジュアル衣料専門店では、ワークマンの既存店売上高が5.2%減、しまむらの「ファッションセンターしまむら」業態が0.2%増、アダストリアが5.3%増だった。

 ワークマンは、上旬から中旬にかけて気温が上昇したことで冬物全体が低調だったほか、通年商品も前年を下回った。客単価は1.4%増えたが、客数が6.5%減少した。

 月次決算が20日締めのしまむらは、年末の冷え込みによる防寒需要を取り込み、プライベートブランド「クロッシー」のニットやタートルネックTシャツ、ダウンジャケットなどが売上を伸ばした。年明け以降は気温の上昇で冬物全般の動きが鈍った。

 アダストリアは、定番のハイネックニットや自社開発素材のコート、ブーツなどが好調だった。中旬に社内業務サーバーへの不正アクセスによって物流システムが停止、自社ECや物流への影響が発生し、売上機会損失があったものの、月末までに正常化した。

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