ワークマン、作業服を企業・大学と共同開発 パナソニック系と冷暖房機能服

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ワークマンとパナソニックHDが開発した「冷暖房服」
冷暖房服は、電流の向きを変えることで冷却、加熱を切り替えられる半導体熱電素子を活用している

 ワークマンは2月21日、作業服を企業や大学と共同開発する社内組織として「快適ワーク研究所」を立ち上げたと発表した。同研究所が手がけた新製品第1弾として「アシストパワースーツ」の販売を開始、第2弾はパナソニックホールディングス(HD)子会社と開発した「冷暖房服」を5月から販売する。

 快適ワーク研究所の所長には製品開発部長の柏田大輔氏が就任した。アシストパワースーツは、背筋の使用率を38%以上軽減でき、建設や配送現場、倉庫内や店舗での品出し作業などでの着用を想定する。価格は9800円。

 冷暖房服は、上着の下に着るインナーベストで、プレート(板)状の「ぺルチェ素子」が冷暖房機能を果たす。ぺルチェ素子は電極の入れ替えで冷却と加熱を切り替えることができ、全シーズン着用可能。パナソニックHD100%子会社のShiftall(シフトール、東京都中央区)と共同開発した。価格は2万円で、1万着をテスト販売する。

 ワークマンはこれまで、同社製品の愛好家や特定分野の専門家などを公式アンバサダーに認定し、アンバサダーの意見を取り入れた商品開発を進めてきた。今後は先端技術や異業種の知見を取り入れるため、企業や大学との共同開発を推進していく。

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