週間コンビニエンスストアニュース ファミリーマート、SDGsが軸の店舗をオープン

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ファミリーマートは11月24日、「森JPタワー」内タワープラザ4階に「ファミマ!!麻布台ヒルズ店」(東京都港区)をオープンした。RE-GENERATION(リ・ジェネレーション:再生)、RE-THINK(リ・シンク:再考)、RE-USE(リ・ユース:再利用)をコンセプトにした「RE-CONVENIENCE(リ・コンビニエンス)」店舗で、内装には大手デニム工場から排出される端材デニム生地をアップサイクルした再生素材や、木くずを集めて接着加工したエコ素材ボードを使用した。また「sustainabilityコーナー」を常設し、サイネージによるファミリーマートの活動紹介や、ファミマフードドライブの受付ボックスを設置して食品寄付の受付を行っていく。そのほか、量り売りコーナー、水・炭酸水の給水が可能なウォーターバーを設置した。(11月21~27日のニュースをまとめました)

ファミマ!!麻布台ヒルズ店(アイキャッチ用)

  • 所在地…東京都港区麻布台1-3-1麻布台ヒルズタワープラザ4階
  • 店舗面積…55坪
  • 営業時間…7時~23時

セブン-イレブン・ジャパン
<東北6県・茨城県>三陸・常磐の海の幸を使用した6品

 セブン-イレブン・ジャパンは12月4日から順次、東北6県と茨城県の店舗で、三陸・常磐の水産物を使用した6品を発売する。経済産業省などが実施する三陸・常磐エリアにおける海の幸の国内消費喚起を目的とした「ごひいき!三陸常磐キャンペーン」に賛同して展開するもので、商品には三陸・常磐産のわかめやめかぶ、しらすのほか、宮城県のブランド銀鮭「伊達のぎん」を使用する。

  • 「松川浦産あおさ混ぜ飯のり佃煮おむすび」(税抜120円)
  • 「三陸産めかぶ入り しそごはんおむすび」(同120円)
  • 「サーモンしらす丼 伊達のぎん使用」(同740円)
  • 「常磐沖水揚げしらすの和風パスタ」(同98円)
  • 「三陸産わかめとめかぶの春雨サラダ」(同270円)
  • 「伊達のぎん使用 サーモンポテトサラダ」(同368円)

ファミリーマート
ロングセラーホルモン焼き「こてっちゃん」の新作

 ファミリーマートは11月21日に「ファミマルKITCHEN」から冷凍食品の「焼いてる!こてっちゃん岩塩&ペッパー味」(税込338円)を発売。こてっちゃんの「味噌味以外に食べてみたい味」についてのアンケート結果に基づき、もつ焼きの定番である「塩味」を採用した。黒胡椒のキレと後味がやさしい岩塩を使用した牛ホルモン焼きだ。

共同開発第13弾の「サッポロ ビアサプライズ コクの神髄」

 11月28日にはサッポロビール(東京都)と共同開発した「サッポロ ビアサプライズ コクの神髄」を発売。高価格帯のビール需要が高まる年末に向け、シリーズ初のプレミアムビールとして展開する。深いコクと贅沢な味わいを引き出すため、初めて「濃密ブレンド製法」を採用して商品化したビールだ。焙煎方法の異なる4種の麦芽を、サッポロビールが展開するスタンダードビールの約1.5倍使用している。350㎖缶265円(同)、500㎖缶347円(同)。

JA全農「ニッポンエール」とのコラボシリーズ第3弾

 11月28日からはファミマのプライベートブランド(PB)「ファミマル」と全国農業協同組合連合会のブランド「ニッポンエール」がコラボレーションした「のむヨーグルト 和梨」(同189円)を発売。国産梨果実と神奈川県産なしピューレを使用し、和梨のおいしさを存分に楽しめるようにした。これまでの累計販売数が200万本を超えた人気シリーズだ。

三陸・常磐の海の幸のおいしさ伝えるキャンペーンで19品

 12月5日からは経済産業省などで構成される「ごひいき!三陸常磐キャンペーン」に賛同し、全国の店舗で、三陸・常磐の海の幸を使用したPB商品全19種類を順次、発売していく。

ローソン
閉店店舗の建物建材を再利用して新店舗

 ローソンは11月15日、閉店した店舗の屋根・壁・柱などの建物建材を新店舗に再利用する取り組みを開始することを発表した。基礎部分を除く躯体・外壁に使用している建材を重量ベースで約9割再利用する取り組みで、昨今、国際的な課題となっているエンボディード・カーボン(*)の削減も目的とする。

 新店舗を建設する際の資材製造から建物が完成するまでのCO2排出量は、通常店舗と比較して約6割を削減。この取り組みを進め、CO2排出・廃棄物削減などの「地球環境負荷軽減」や、建設・解体時の騒音・振動・粉塵の抑制などの「生活環境負荷軽減」につなげていく。1号店は、11月17日にオープンした「ローソン津山高野山西店」(岡山県津山市)だ。
*エンボディード・カーボン…建物の建設や修繕・解体などに伴うCO2排出

<熊本県>廃食油のリサイクル燃料でCO2削減

 11月20日からは熊本県内の約10店舗の廃食油をリサイクルして製造したバイオディーゼル燃料を、店舗向け配送トラックに使用する地産地消型リサイクルの実証実験を開始した。「からあげクン」などの揚げ物の調理後に排出される廃食油を回収・精製し、混合比5%のバイオディーゼル燃料を製造。チルド商品を配送するトラックの燃料として使用する。店舗から定期的に排出される廃食油の量と、配送トラックのバイオディーゼル燃料の使用量が一定であることから、廃食油の収集から精製、給油までの工程が安定的に機能し、継続的なリサイクルとなることにも着目した。この取り組みで見込まれるトラック1台当たりのCO2削減量は年間約2.33トンだ。

<近畿地区>「ええもん関西」うどんシリーズで3品

 11月28日から近畿地区の店舗で、「ええもん関西」のうどんシリーズとして、「おだしが香る 鶏天うどん」(同559円)と「おだしのきいた 京風カレーうどん(九条ねぎ使用)」(同559円)、12月5日からは「おだしが香る きつねうどん」(同497円)を発売する。3品とも、かつお節、宗田節、さば節、うるめ節、いわし節、北海道産真昆布のだしとエキスを合わせた関西風だしを使用。だしの抽出時間を増やすことで、香りと旨みを際立たせた。

三陸・常磐の海産物の消費を応援

 12月5日からは経済産業省を中心に進めるプロジェクト「ごひいき!三陸常磐キャンペーン」の取り組みに賛同し、「いつものコンビニでも、ごひいきに!」と題して全国の店舗で三陸産の海産物を使用した弁当「焼鮭のっけ盛り弁当(三陸産 焼鮭 使用)」(同497円)を発売。東北地区の店舗では、三陸・常磐の海産物を使用したおにぎりや調理麺など12品も併せて発売する。

ミニストップ
カスタマイズ用の新シリーズ「MinisTopping」

 ミニストップは11月2日から「MinisTopping」を発売した。「カラーシュガー」「チョコクランチ」「アーモンド」3種のトッピング商品で、ソフトクリームやパフェなどにかけて楽しめるよう仕立てた。いずれも税抜30円。

手包みの「豚角煮まん」

 11月24日からは手包みの「豚角煮まん」(同220円)を発売。豚角煮の濃厚な味わい、もっちりした生地が特長の中華まん。ひとつひとつ丁寧に手包みし、ごろっとした具材感、ボリューム感、満足感を得られるように仕上げた。

ポプラ
「ご愛顧 地域ゆかりのお弁当」シリーズの第3弾

 ポプラは11月28日に「日南どりのうまかとり天弁当(ポプ弁)」(税込698円)を発売する。「ご愛顧 地域ゆかりのお弁当」シリーズの第3弾となる弁当だ。九州エリアゆかりの日南どりをとり天に仕立て、からしと大分県で収穫されたかぼす果汁が入ったぽん酢を別添にした。

記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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