週刊コンビニエンスストアニュース ファミリーマート、第3四半期決算は好調に推移

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ファミリーマートは1月11日、2023年2月期第3四半期決算を発表した。連結の営業収益は対前年同期比10.7%増の3872億円、事業利益は同29.5%増の727億円。単体は営業収益が同11.7%増の3590億円、事業利益は同27.3%増の704億円と、連結、単体ともに好調に推移した。第3四半期は、進化系の中華まん「ビストロまん」や「メロンパン」をはじめとした新商品を発売。ファミチキ累計20億食突破を記念したキャンペーンや、人気のゲーム・アニメなどとのタイアップ企画を展開した。また、店舗のQSCレベル(品質・サービス・清潔さ)の向上にも努めたという。昨年11月まで既存店客数は21カ月連続で前年超えを達成し、日商も27カ月連続で前年を上回った。(1月16~22日のニュースをまとめました)

ファミリーマート

セブン-イレブン・ジャパン
移動販売車両を活用して支援物資を運搬

 セブン-イレブン・ジャパンは1月11日から19日まで、移動販売サービス「セブンあんしんお届け便」の車両を活用し、能登半島地震被災地・石川県内の避難所に支援物資を直接届けた。
 
 小型車両特有の駆動性の高さから移動販売車両を活用。常温だけでなく、冷蔵など4つの温度帯で管理された設備を搭載しているため、調理済みの総菜やサラダなどのフレッシュフードを運搬した。

商品寄贈で愛媛県・社会福祉協議会と協定締結

 1月19日には、愛媛県、県社会福祉協議会と「商品寄贈による社会福祉貢献活動に関する協定」を締結した。店舗の改装時に発生する在庫商品の一部を寄贈し、食品ロス削減への対応や社会福祉貢献活動に役立てる。初回の寄贈は1月24日。県社会福祉協議会を通じて、ボランティア・NPO法人などの福祉活動団体、社会福祉に関係する施設、支援を必要とする個人・世帯に提供する。

ファミリーマート
「ファミから」1億2,500万食突破でキャンペーン

 ファミリーマート1月16日から29日まで、ホットスナックの人気商品「ファミから」(醤油・塩)を「3個買うと、1個もらえる」キャンペーンを展開する。1億2500万食突破を記念したキャンペーンで、昨年3月から11月までで最も売れた都道府県は長野県だった。

「ファミマルPREMIUM」から初のパン

 1月16日には、プライベートブランド(PB)の「ファミマル」のプレミアムライン「ファミマルPREMIUM」から、初のパン商品「とろけるたっぷりクリームパン」(税込178円)を発売した。くちどけの良い食感に仕上げた生地、カスタードクリームとカスタードホイップを贅沢に使用している。

容器の軽量化と素材変更で石油系プラスチック量を大幅削減

 1月から順次、石油系プラスチック削減のため、PB「ファミマルKITCHEN」のチルド弁当の容器規格変更軽量化と、チルド寿司一部商品の環境配慮型素材配合容器への切り替えを実施する。

 また、石油系のインク使用削減のため、一部商品に適用していた白色容器への変更をチルド弁当・チルド寿司にも拡大する。これらの取り組みによる石油系プラスチックの削減量は約421トンを見込む。

外貨両替機の設置が115店舗に拡大

 1月17日には、外貨両替機店舗が23年12月末時点で115店舗となったことを発表した。外貨両替機は、14通貨(紙幣)を日本円に両替することができ、対応言語は15カ国語。24時間365日利用できることから、訪日外国人の95%を網羅するまで利用率が高まっている。1台当たりの月間両替額は、インバウンド需要の回復により2019年比20%増となっている。

スプーン・フォーク・ストローを有料化

 1月29日からはプラスチック使用量の削減を目的に、店頭でのプラスチック製スプ―ン・フォーク・ストローを有料化(税込4円~6円)する。直営店舗約100店で開始するが、この取り組みが全国の店舗に拡大した場合は、プラスチック使用量を年間約715トン削減できる見込みだ。

ローソン
<九州地区>「九州の味!めぐローソン」の第4弾は7品

 ローソンは「九州の味!めぐローソン」の第4弾を実施する。1月16日から九州と山口県下関市の店舗で鹿児島の人気ラーメン店「五郎家」監修商品をはじめ、鹿児島県産食材や老舗醤油会社「キンコー醤油」を使用した商品計7品を発売している。

 また、23日からは全国の店舗で、「明星食品 五郎家 しょう油豚骨ラーメン」(税込318円)をローソン先行で発売する。

<東北地区>「王林応援!青森フェア」を開催

 1月15日から順次、東北地区の店舗で「王林応援!青森フェア」を開催する。青森県出身で、ローソンのCMにも出演するタレントの王林さんによる監修商品や、陸奥湾産ほたてなどの青森県産食材を使用した商品計8品を発売していく。今回のフェアで発売する「陸奥湾産ほたてのバターコーンごはん」(同497円)や「陸奥湾産ほたての塩焼そば」(同497円)、「おにぎりローストホタテ(テリマヨ)」(同268円)には、海外輸出が減少している陸奥湾産ほたてを約3トン使用する見込み。また、23日からは全国で、王林さん監修「ふわもちコッペ りんご&カスタード 青森県産ふじりんご」(同160円)を発売する。

<近畿地区>「ヒラヤミルク」を使用した4品を発売

 1月23日から近畿地区の店舗で、近畿地方北部の丹後・但馬地域で長年親しまれている牛乳「ヒラヤミルク」を使用したベーカリーと常温洋菓子を計4品発売する。

ゴディバ監修のスイーツ・ベーカリーなど7品を発売

 1月22日から順次、全国の店舗でチョコレートを使用したスイーツ6品とベーカリー1品の計7品を発売する。チョコレートのニーズが高まるバレンタインデーに向けた企画だ。

ミニストップ
炊き込みご飯を使用した手づくり弁当

 ミニストップは1月19日、店内で調理した手づくり弁当「九州の味!かしわめしと鶏竜田弁当」(税抜600円)を発売。12月から発売している手づくりおにぎり「かしわめし」の弁当版で、サクッとした食感の鶏竜田揚げと組み合わせ、食べ応えのある弁当に仕立てた。

ソフトクリームバニラで50円分を被災地へ寄付

 1月18日から31日までは、WAON POINTによる能登半島地震緊急支援募金を実施する。ミニストップアプリから「令和6年能登半島地震緊急支援募金ソフトクリームバニラ」(税込270円)を300 WAON POINTで引き換えると、クーポン1枚当たり50円が被災地域の団体へ寄付され、復興支援のために役立てられる。

ポプラ
「スマートセルフ」が50店舗出店達成

 ポプラは1月18日、超小型の無人店舗「スマートセルフ」が50店舗出店を達成したことを発表した。「スマートセルフ」はセルフレジを活用しており、オフィスや工場、学校、病院などの小商圏における需要の高まりに対応可能なフォーマットだ。今後、関東エリア、関西エリアでの展開に注力し、25年2月を目標に100店舗まで出店を拡大する。

記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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