ストア・オブ・ザ・イヤー2023、11〜20位も話題の新店がずらり!
店舗部門 11位
西友和光市駅前店
店舗概要
オープン日 | 2022年12月15日 |
所在地 | 埼玉県和光市本町 6-5 |
アクセス | 東武東上線、東京メトロ有楽町線・副都心線「和光市」駅南口から徒歩約3分 |
営業時間 | 24時間 |
売場面積 | 1578㎡ |
受賞理由
- お店の中が見やすく、整理されている。生鮮食品が新鮮に見える。PBの展開方法も魅力的
- ローカルコーナーや店舗限定商品など、今までの西友になかった取り組みに期待
- 駅前の好立地を生かし、大胆に総菜売場を強化している
- 24時間営業の利便性
激戦区に出店、即食・簡便商品と地域対応で差別化
11位は、西友(東京都/大久保恒夫社長)がオープンした「西友和光市駅前店」だ。周辺には「ヤオコー和光丸山台店」をはじめ有力店舗が集まる激戦区への出店。こうしたなか、駅前立地を生かし、簡便・即食特化型の品揃えを強化したほか、鮮度や品質、付加価値の高い商品の提供に注力する。
1階は即食性の高い商品を時短で買物できる売場配置で、2階は生鮮食品や加工食品を中心とする売場構成だ。精肉売場ではレンジアップ商品の「肉屋の麺ず」シリーズを新たに導入。グロサリーでは、PB「みなさまのお墨付き」を開発コンセプトごとに集合展開する。そのほか、ポテトチップスやチョコレートなど菓子のご当地商品をコーナー化し、地域商品を充実させている。
店舗部門 12位
イオンスタイル天王町
店舗概要
開店日 | 2022年10月18日 |
所在地 | 神奈川県横浜市保土ケ谷区川辺町3-5 |
アクセス | 相鉄本線「天王町」駅から徒歩約8分 同「星川」駅から徒歩約6分 |
営業時間 | 食品8:00~22:30 ほか |
売場面積 | 約1万1385㎡(SC全体直営売場) |
受賞理由
- スクラップ&ビルドにより、従来の機能とイオンの最新機能をうまく融合した店舗で総合力が高い
- デジタルを駆使したレジ精算や、買い回りしやすいレイアウト、生鮮の強化。地域のお客さまの支持という点でも成功している
- これからのGMSに明るい方向性を示す店
OMOをめざす旗艦店、デジタル施策を進化
12位は、イオンリテール(千葉県/井出武美社長)が建て替えオープンした「イオン天王町ショッピングセンター」の核店舗「イオンスタイル天王町」だ。
イオンリテールは、同SCを「OMO(オンラインとオフラインの融合)をめざす旗艦店」と位置づけ、デジタルサイネージやAIカメラによって、情報発信や接客に注力するほか、ネットスーパー商品の店舗受け取りサービスを強化し、顧客体験の向上を図っている。
イオンスタイルについては、食品売場では地域最大級となる約1000 品目を揃える冷凍食品売場を導入。また、初の試みとして、イオンスタイルのスポーツ衣料ブランド「スポージアム」、フィットネスクラブ「3FIT」、シューズストア「ASBee」の3つの専門店が連携した売場を展開する。
店舗部門 13位
フーコット昭島店(ヤオコー)
店舗概要
オープン日 | 2022年3月15日 |
所在地 | 東京都昭島市もくせいの杜2-6-1 |
アクセス | JR青梅線「東中神」駅から徒歩約10分 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
売場面積 | 3572㎡ |
受賞理由
- 感覚的に1000円の買物をしたが、700円台で済んでしまった!
- 青果を中心とした圧倒的な安さが魅力
- 生鮮部門の圧倒的な鮮度とダイナミックな陳列。グロサリーの豊富な品揃え。エイヴイにはないデリカの訴求力は日々の買物客には効果的だと思う
ヤオコーのディスカウント型SM
13位はヤオコー傘下でディスカウント型SMを展開するフーコット(埼玉県/新井紀明社長)の2号店、「フーコット昭島店」だ。1号店よりも一回り広い売場面積を確保し、回遊性を高めている。
フーコットでは、ヤオコーの完全子会社でDSを展開するエイヴイ(神奈川県)流のローコスト志向を徹底する。
たとえば、生鮮3品はバックヤードがなく、すべての商品がセンター供給で原則として売り切り販売。飲料はすべて常温販売のため冷蔵庫は不要なほか、フェース管理や品出しの頻度、POPの数は最低限に抑えている。
そんななかでもヤオコーらしさがうかがえるのが総菜だ。ほとんどの商品価格は500円以下だが、品質を担保するためアウトパックではなく、店内調理にこだわる。
店舗部門 14位
ウエルシア熊本麻生田(あそうだ)店
店舗概要
オープン日 | 2022年4月21日 |
所在地 | 熊本県熊本市北区麻生田2-4-10 |
アクセス | 熊本電気鉄道菊池線「新須屋」駅から徒歩約18分 |
営業時間 | 9:00~24:00(調剤薬局は平日9:30~13:30/14:30~18:30の営業) |
売場面積 | 367坪 |
取扱SKU数 | 約7000(食品) |
受賞理由
- フード&ドラッグの進化版
- イオングループとの協業など、ウエルシアHDの今後のさらなる伸びしろも感じられる
- 刺し身、魚総菜など、DgSとは思えない食の提案力
熊本初出店!イオン九州と協業し食の提案を進化
14位入賞は、ウエルシアホールディングス(東京都/松本忠久社長:ウエルシアHD)傘下のウエルシア薬局(同)の熊本県内第1号店となる「ウエルシア熊本麻生田店」だ。ドラッグストア(DgS)企業として唯一20位内に入った。
同店は同じイオングループに属するイオン九州(福岡県)との協業により、生鮮・総菜をフルラインで揃える食品強化型DgS。生鮮と総菜、ベーカリー、冷凍食品、日配についてはイオン九州がコンセッショナリーとして出店し、それ以外の売場をウエルシア薬局が担う。
売場最前部は総菜とデザートでまとめ、即食需要に特化したレイアウトになっているのも特徴の1つ。食品強化戦略を推し進めるウエルシアHDにとって、最新の実証実験の場と位置づけられる。
店舗部門 15位
ロピア モレラ岐阜店
店舗概要
オープン日 | 2022年5月26日 |
所在地 | 岐阜県本巣市三橋1100 |
アクセス | 樽見鉄道「モレラ岐阜」駅より徒歩1分 |
営業時間 | 10:00~20:00 |
店舗面積 | 約700坪 |
受賞理由
- ロピアならではの“量感”あふれる売場
- 地方SCの核店舗としての新しい挑戦
- ローカルな地域で、地元の人にとって買物が楽しくなる店づくりを実践している
- 出店を重ねるごとに地域対応が進化している
地域対応に注力する、地方SC内の核店舗
15位は、ロピア(神奈川県/髙木勇輔代表)が中部に初出店を果たした「ロピアモレラ岐阜店」だ。2022年2月に閉店した「バロー」跡地への出店。SC内の核店舗としての出店は都市部を中心としてきたロピアとしては、異例の立地である。
ロピアの魅力は「陳列の“量感”」と「強烈な価格訴求」だが、モレラ岐阜店では地場商品の豊富なラインアップによりメリハリのきいた売場を作り上げている。こうした地場商品の積極的な扱いによる地産地消の推進も、ロピアが地盤から離れた地域でも支持を集める理由の1つだ。
ロピアは22年8月に「柳津店」(岐阜県岐阜市)、10月に「可児店」(同可児市)をオープン。すでに中部3店舗体制を築いている。
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