海外からも注目される!ららぽーと福岡の「突き抜けた体験価値」とは

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今、行くべき店

三井不動産(東京都/菰田正信社長)が開発するリージョナルショッピングセンター(SC)「三井ショッピングパーク ららぽーと」は、その空間開発や売場編集力の高さから、常に業界関係者の注目を集める存在だ。なかでも2022年4月25日にオープンした「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」(福岡県福岡市:以下、ららぽーと福岡)は、突き抜けた施設開発で訪れる人にほかにはない体験価値を提供している。

屋上の陸上トラックで中学校の部活動も

ららぽーと福岡の筑紫通り側出入口にある実物大ガンダム立像
ららぽーと福岡の筑紫通り側出入口では高さ約20mと大迫力の実物大ガンダム立像が迎える

●所在地 : 福岡市博多区那珂6-23-1 他
●電話番号 : 092-707-9820
●営業時間: 物販・サービス10:00~21:00 フードコート・レストラン11:00~22:00

 「ららぽーと福岡」は、福岡空港から南へ約3kmの福岡市青果市場跡地にオープンした複合商業施設だ。三井不動産の大型商業施設が九州で開業するのは初となる。施設構造は地上5階・地下1階建てで、約7万3100㎡に及ぶ店舗面積に、約220店のテナントを誘致した。

 施設コンセプトは「出会い×体験の広場~“ふれあい”と“つながり”のまちへ~」。買物を軸としながら飲食やエンターテインメント、スポーツなど、さまざまな体験をワンストップで楽しめる施設を追求している。

 最大の特徴は、1~5階の全フロア、屋内外の計9カ所に「パーク」を設置している点だ。幅広い世代の人々が集まり、人と人との出会いやふれあいを生みだす空間と位置づけている。なかでも1階と2階の2フロアから成り、約4000㎡の広場を中心にステージや遊具を揃える「オーバルパーク」は同施設の“顔”だ。地域の人々を広く迎え入れる空間をめざし、地域のイベントなどを開催する。

ららぽーと福岡の1階中央エリアに配置し、情報発信や多彩なイベントを開催する「メディアパーク」
全フロア、屋内外の計9カ所に「パーク」を設置。写真は1階中央エリアに配置し、情報発信や多彩なイベントを開催する「メディアパーク」

 屋上に広がる「スポーツパーク」には、200mの陸上トラックやバスケットコートなどが設置され、地域のスポーツ拠点として地元の中学校の部活動でも利用されている。

ららぽーと福岡の屋上にある「スポーツパーク」
「スポーツパーク」では人工芝エリアも有し、エレベーターで直通する3階フードコートでテイクアウトした商品などを気軽に持ち込みピクニックを楽しめる

 そのほか屋内では情報発信や多彩なイベントを開催する吹き抜け空間「メディアパーク」や子供の遊び場「キッズパーク」などを設けている。

ららぽーと福岡内の子供向け職業・社会体験施設「キッザニア福岡」
子供向け職業・社会体験施設「キッザニア福岡」。“コンテンツ力”のあるテナント誘致で施設の体験価値を高める

“コンテンツ力”を重視したテナント誘致

 コロナ禍でEC化が進むなか、商業施設にはわざわざ訪れたくなる価値が今まで以上に求められている。そうしたなか三井不動産

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記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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