セブン&アイグループ6社、女性執行役員比率30%に、今後5年で

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グループ主要6社の執行役員に占める女性の比率を2026年2月期までに30%に高めると発表した。(2021年 ロイター/Toru Hanai)

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は5月26日、グループ主要6社の執行役員に占める女性の比率を2026年2月期までに30%に高めると発表した。目標達成に向けて世界17カ国で展開されている活動の日本における推進母体である「30% Club Japan」に加入したことも明らかにした。

 対象とするのは、セブン&アイHDのほか、セブン-イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂、そごう・西武、ヨークベニマル、ヨークの5社。

 管理職候補となる女性社員の育成を目的に4月から、「女性エンカレッジメントセミナー」を始めた。社長をはじめとする経営陣の講話やグループディスカッションなどを行っている。同セミナーは全国各地から参加可能なオンライン形式で実施しており、グループ19社約60人の管理職候補が参加する。毎月1回の頻度で、9月まで開催する予定だ。

 30% Clubは2010年に英国で創設され、取締役会を含む企業の重要意思決定機関に占める女性比率向上を目的としたキャンペーンを各国で展開している。30% Club Japanは19年に活動を開始、東証1部上場の大型株で構成されるTOPIX100銘柄企業の女性役員比率を30年をめどに30%(20年7月時点で12.9%)に高めることを目標にしている。

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