勢いを増す「フードロス」削減 成城石井、ヤオコー、無印良品が行う特色ある施策とは

「ダイヤモンド・チェーンストア」記者 若狭靖代
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量り売りを導入した無印良品

 無駄のない量だけを販売するフードロス対策を始めたのが「無印良品」で知られる良品計画(東京都/松﨑曉社長)だ。20年12月にオープンした「無印良品 東京有明」(東京都江東区)では、87種類の食材を量り売りで提供している。

 食べる量、使う量は状況や個人によって異なるため、必要な量だけを購入できる量り売りがフードロス削減につながる考え。コーヒー豆や米、パスタなどを20g以上から、1g単位で購入できる。

 同店はほかに、江東区の行う「フードドライブ」にも協力している。家庭で消費しきれず余っているレトルト食品や缶詰、乾物、飲料などを店頭にボックスを設置し回収、区やフードバンク団体を通じて福祉団体や施設に寄付する取り組み。“不要なものも、誰かの必要なものへ”というキャッチフレーズの通り、不要品や余剰品を需要に合わせて再配分することで、社会全体としてのロスを減らしていきたい考えだ。

 フードロス削減のためには、販売する側・購入する側双方の意識改革が必要だといわれている。多くの大手小売チェーンがフードロス削減を掲げることで、消費者の意識を変化させていく効果を期待したい。

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