総菜強化にコースデリバリーも開始 改装した成城石井成城店を解説!

取材・文:松岡 瑛理
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オーケー 立川髙島屋S.C.店

成城石井 成城店

〒157-0066 東京都世田谷区成城6-11-4
電話:03-3482-0111
小田急線「成城学園前」駅から徒歩1分

見どころ
▶高品質かつ手頃な価格の青果
▶店内で調理する約110SKUの総菜・弁当
▶前菜からスイーツまでを揃えた「コースデリバリー」

 成城石井(神奈川県/原昭彦社長)は11月14日、新たな旗艦店として東京都世田谷区に「成城石井成城店」(以下、成城店)をリニューアルオープンした。

 成城店は、小田急線「成城学園」駅から徒歩で北へ約1分の場所にある。競合店としては、西へ30mに「DEAN &DELUCA カフェ成城」が、南へ60mに「Odakyu OX 成城店」がある。

 今回のリニューアルには、「路面店再強化」のねらいが込められている。成城石井は1997年、商業施設「アトレ恵比寿」内への出店以降、年間10~15店舗のペースで出店を行ってきた。23年11月時点で駅ナカは107店舗、路面店は29店舗にのぼり、駅ナカ店舗の売上は全体の約7割を占める。しかし新型コロナウイルスの感染拡大に伴う自粛生活を機に、ここ数年は自宅近くでの買物や、中食の需要が増え、路面店の売上も増加。とくに鮮魚や精肉など、生鮮食品が売上を伸ばした。こうしたことから、設備・施設の老朽化により8月から改装に入っていた成城店を路面店の新旗艦店に置き、品揃えや商品の製造体制に抜本的な見直しをかけるなど、路面店強化のため改良を加えた。

 店づくりを順に見ていくと、成城店は地上1階建て。旧店より10坪増床して137.6坪となった。食品売場では全体で約1万SKUを扱う。

 1927年に「石井食料品店」として現在の地に開店した同店は、成城石井の1号店に当たり、国内外で選び抜いた高品質な商品を販売してきた。

 今回のリニューアルでは店の原点に戻り、さらに

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