85歳向けアパレル 、好調に「キラリ」!イオンリテール、レディスアパレル改革の全貌

取材・文:フリーランス:西岡克
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イオングループの中核会社で総合スーパー(GMS)を展開するイオンリテール(千葉県/井出武美社長)が衣料品部門の改革を進めている。とくに柱となるレディスアパレルでは65~90歳超のシニア層に成長余地が大きいと考え、今後100坪規模の売場展開を拡大するなど強化する。2025年度にはレディスシニアの売上高を21年度に比べ倍増させたい考えだ。

年齢を軸に売場分類し、すべての世代をカバー

イオンスタイル日の出の100坪のレディスシニア売場
昨年10月、レディスシニアでは最大となる100坪の売場をイオンスタイル日の出で展開している

 イオンリテールは主力フォーマットであるGMSの特性上、衣料品部門でも「全包囲網型」を基本に、ベビーから80代まであらゆる世代を網羅する商品を展開し、売場を編成している。

 年齢を軸にした売場分類では①キッズ(0~12歳)、②ミレニアル/Z世代(13~29歳)、③ミドル(30~64歳)、④シニア(65~90歳超)に区分する。

 ①のキッズはベビー・キッズ専門業態「キッズリパブリック」でベビーから幼稚園児、スクール児童までをカバー。

 ②のミレニアル/Z世代は今後高校生を中心客層にターゲットを絞った「ダブルフォーカス」(男女)が受け皿となる。

 ③のミドルはテイスト別に「カジュアル」と「ビジネス」に分類。「カジュアル」には30代のSPA(製造小売業)型トレンド系きれいめカジュアル「トップバリュコレクション」をはじめ、ベーシックカジュアルやインナー、30代~40代の働くママに支持されるフェミニンテイストの「エシーム」などがある。再生素材を使用するなどエシカルファッションを掲げる「セルフ+サービス」もこのゾーンに位置づける。

 一方の「ビジネス」は「エマジェイムス」「エスプリミュール」「ピュアラスト」といったレディスブランドやメンズのスーツ、ドレスシャツ、スラックスなどで構成する。

 ④のシニアは65~79歳をターゲットにした自主マーチャンダイジングのアクティブシニア、「ゴールデンベア」「クロコダイル」などナショナルブランド(NB)をコンセッショナリー展開するNBブランドコンセ、85歳以上のフレイルに分類する。

 この他、スタイル・シーン別分類として「スポーツ」があり、「スポージアム」の売場名でエクササイズ・フィットネス、アウトドアの領域の商品を取り扱っている。

「ジュネママン」「着楽美」を軸にシニア領域を大幅に強化

 衣料品部門は長期化したコロナ禍によって

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