会計時の不正行動を自動検知する、東芝テックの最新スマートストアとは

取材・文:松岡 瑛理
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東芝テック(東京都/錦織弘信社長)は2023年12月15日、スマートストア「NEXMART 01 GO(ネクスマートゼロワンゴー:以下、ネクスマート)」を千葉県習志野市にオープンした。会計時の不正を検知するAI防犯システムなど、デジタル技術を活用したさまざまなソリューションを導入し、省人化運営をめざす。

「NEXMART 01 GO」外観
「NEXMART 01 GO」外観。「未来の小売店」をコンセプトに、店舗運営の省人化をめざす(千葉県習志野市大久保1-28-9)

セルフレジの上部に防犯用カメラを設置

 東芝テックでは、流通小売業や物流業などの企業に、事業課題の解決に向けたツールやテクノロジーを提供している。

 今回出店したネクスマートの前身となったのが20年、同社が東京都港区内に設けた「TEC 01 SIGHT SHOW-ROOM(テック・ゼロワン・サイト・ショールーム)」だ。セルフレジや顔認証決済など同社の最新ソリューションを展示するスペースとして機能していたが、実際に技術を運用・実証できる場が必要との判断から、実店舗として開設するに至った。期間限定店舗(具体的なスケジュールは未定)として、同社が実用化をめざすデジタルソリューションを半年ごとに新しく導入していく予定だ。

 店舗は京成本線「京成大久保」駅から徒歩5分の場所に構える。周辺には大学のキャンパスがいくつかあり、学生を中心に人通りが多いほか、駅近くという好立地で集客が見込めることから、出店場所に選んだ。店舗面積は約250㎡で、総菜や、飲料、日用品など常時5000~6000SKUを扱う。

 ネクスマートの最大の特徴が、

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