売場面積200坪で年商20億円!? オーケーの最新小型店「吉祥寺店」レポート

2020/03/19 05:45
「ダイヤモンド・チェーンストア」記者 大宮弓絵

オーケー(神奈川県/二宮涼太郎社長)は3月18日、東京都武蔵野市に「オーケー吉祥寺店」(以下、吉祥寺店)をオープンした。売場面積はわずか200坪ほどでありながら、高い売上を稼ぐオーケーの最新の小型店の店づくりをレポートする。

3月18日にオープンした「吉祥寺店」。JR中央線の高架下に開業した売場面積約200坪の小型店だ
3月18日にオープンした「吉祥寺店」。JR中央線の高架下に開業した売場面積約200坪の小型店だ

小型店出店の指標は
坪当たり年商1000万円

 吉祥寺店がオープンしたのは、JR中央線「吉祥寺」駅から東へ約700mの高架下。イオングループの都市型小型ディスカウントストア「アコレ」の退店跡地に出店している。

 同店の売場面積は約208坪。オーケーは近年、同約140坪の「湘南台店」(神奈川県藤沢市:2017年2月開店)や同約208坪の「あざみ野店」(神奈川県横浜市:19年2月開店)などを出店し、売場面積150~200坪の小型店の運営ノウハウを蓄積してきた。

 同社の二宮涼太郎社長によると「小型店の出店に当たっては坪当たり年商1000万円の売上高を指標としており、これまでの出店店舗では基本的にクリアできている」と話す。つまり今回の吉祥寺店では年商20億円以上の獲得を見込んでいると想定される。

吉祥寺店の入口から撮影した売場風景。売場面積が限られるため第2コーナーまでに、青果、鮮魚、精肉の3つの売場をすべて導入している
吉祥寺店の入口から撮影した売場風景。第2コーナーまでに、青果、鮮魚、精肉の3つの売場をすべて導入している

店づくりや商品構成は
標準店と変えない

 小型店でありながら大型店並みの売上を稼ぐオーケーの小型店では、どのような店づくりを実践しているのか。最新の吉祥寺店の特徴を写真とともに紹介しよう。

 まず、オーケーの小型店は「売場は基本的に標準化しており、小型店であっても、取り扱い品目数を全体的に絞り込むだけで、店づくりや商品構成を大きく変えることはしない」(二宮社長)のが特徴だ。

 売場レイアウトも、標準店同様にシンプルなワンウェイの売場づくりを採用。売場面積が限られるため入口から第2コーナーの間に青果、鮮魚、精肉の生鮮3部門をすべて導入している。

独自の簡便商品を
続々と開発!

 近年の都市部立地の店舗で販売を強化しているのが簡便・即食商品だ。

 青果部門ではカット野菜を大きくコーナー化。19年9月開業の「調布店」(東京都調布市)から導入した「選べるミールキット」コーナーを展開している。

「選べるミールキット」コーナー。カット野菜、調味液、専用の冷凍肉を揃えて、そ れらを組み合わせて購入することで、肉じゃがや酢豚などさまざまなメニューをつくれるようにしている
「選べるミールキット」コーナー。カット野菜、調味液、専用の冷凍肉を揃えて、それらを組み合わせて購入することで、肉じゃがや酢豚などさまざまなメニューをつくれるようにしている
20年3月4日オープンした「宮崎台店」からの新商品。カット野菜、麺、調味料がセットになった、「ソース焼きそば」がつくれる簡便商品
20年3月4日にオープンした「宮崎台店」(神奈川県川崎市)からの新商品。カット野菜、麺、調味料がセットになった、ソース焼きそばがつくれる簡便商品
鮮魚や精肉部門では、冷凍の簡便商品を充実させている。写真は鮮魚部門の「海鮮おかず」シリーズ。皿状の容器を採用してレンジアップ後食卓にそのまま並 べられるように形態にこだわった商品だ
鮮魚や精肉部門では、冷凍の簡便商品を充実させている。写真は鮮魚部門の「海鮮おかず」シリーズ。皿状の容器を採用してレンジアップ後食卓にそのまま並べられるように形態にこだわった商品だ

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