9月の百貨店売上高、全社増=訪日客消費が好調

時事通信社
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伊勢丹新宿店外観

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)など百貨店4社が2日発表した9月の既存店売上高(速報)は、全社が前年同月比で増収となった。円安が後押しし、訪日客の消費が旺盛。長引く残暑で秋物衣料は伸び悩んだが、日傘やサングラスの売れ行きが良かった。 

 伸び率は、三越伊勢丹HDが17.7%、大丸松坂屋百貨店が17.4%、高島屋が12.8%、そごう・西武が3.5%。訪日客の購買を示す免税売上高は、大丸松坂屋が4.7倍、高島屋が3.4倍に拡大した。

 商品別では、高級ブランドのハンドバッグや財布が堅調。コートやブーツなどの動きは鈍かったが、ブラウスやカーディガンは売れた。

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