カテゴリーフォーカス=家庭用手袋、極薄手袋は従来の家事用途に加え感染予防対策として需要拡大

ライター 山田陽美
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ショーワグローブ=多くの人の手を守る「ナイスハンド」ブランドとして統一

1996年に発売してから家庭用手袋市場をリードしてきたショーワグローブの「ナイスハンド」ブランドが今年リブランディングする。ナイスハンド ミューシリーズ、ナイスハンドタッチシリーズに統一したロゴを付けることで、さらに店頭での訴求力を高める。

商品特長をイラスト化してわかりやすく

ショーワグローブの「ナイスハンド」シリーズ

 ショーワグローブではこれまで、ユーザーのさまざまなニーズに対応した家庭用手袋を展開してきたが、今年「ナイスハンド」としてブランドを統一。やわらかさや丈夫さ、スベリ止めなど、基本性能を充実した家庭用手袋のスタンダード「ミューシリーズ」と、肌ざわりやフィット感などの使い心地にこだわった「タッチシリーズ」、コットン製の「手肌をいたわる手袋」を「ナイスハンド」として展開する。

 ロゴは格式あるフォントを選び、手をモチーフにしたデザインを採用した。「暮らしの中で人々の手を守り続ける手袋」でありたいという思いをロゴに込めている。

 パッケージもより選びやすく工夫。手袋の厚さやサイズなど重要な要素を大きく表示し、食器洗いや掃除、洗濯などの使用用途も明記した。裏面には指先の強化などの商品特長をイラスト化してわかりやすくした。また、自分の手のサイズがわからない人のために、中指の長さでサイズがわかるメジャーを付けている。

とっておきのハンドケアとしてタッチシリーズを提案

 タッチシリーズはパッケージに高級感のあるマットフィルムを採用。同シリーズには「ナイスハンド さらっとタッチ」と「ナイスハンド するっとタッチ」があり、内面に特殊な繊維を採用することで、さらっとした肌ざわりを実現した「ナイスハンド さらっとタッチ」は、多くのファンから支持されている。全長35㎝の「ナイスハンド さらっとタッチ セミロング」もラインアップしており、スリム設計でフィット感を高め、裾がずり落ちないよう工夫されている。手を上に向ける掃除も裾を折れば水垂れ防止になり、使い勝手のよさで選ばれている商品だ。

 また、手の小さな人や子供にも指先までフィットしやすいXSサイズを「ナイスハンドPetit」として発売してきたが、同商品はカラーを変更し「ナイスハンド さらっとタッチ」のXSサイズとして展開していく。

 一方、手袋の内面にビーズイン加工でぬぎはめがスムーズな「ナイスハンド するっとタッチ」は、薄くて手にフィットする裏毛なしタイプ。素手感覚に近いので使いやすいと人気となっている。

 家庭用手袋のインナーや就寝時のハンドケアに使えるコットン製の「ナイスハンド 手肌をいたわる手袋」は、裾部分が長めのため、作業中や就寝時に脱げにくく、ズリ落ちも防ぐ。伸縮性があるので手にフィットする。タッチシリーズと「ナイスハンド手肌をいたわる手袋」は「とっておきのハンドケア」として訴求していく。

 「ナイスハンド」の新パッケージはこの夏から順次切り替えていく予定だ。店頭に向けては、アウト展開しやすい吊り下げ台紙を用意。台所洗剤や掃除用具などでの関連販売が効果的で、年末の大掃除に向けて、アウト展開を提案していく。

 今回のリブランディングにより、ブランドの想起率を高め、より多くの人にショーワグローブの家庭用手袋を広げていく予定だ。

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