ヨーカ堂、早期退職募集=コスト削減で本社移転

時事通信社
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セブン&アイ・ホールディングス(左)とイトーヨーカドーの看板
〔写真説明〕セブン&アイ・ホールディングス(左)とイトーヨーカドーの看板(時事通信社)

 セブン&アイ・ホールディングス傘下の総合スーパー、イトーヨーカ堂が早期退職の募集をしていることが31日、分かった。45歳以上の正社員が対象で、2月末まで募る。コスト削減の一環として、今年夏までに本社を東京都品川区に移転する方針だ。

 早期退職希望者の募集は1月から始めた。対象者には退職金を積み増して支給する。セブン&アイ関係者は「人員削減が目的ではなく、これまでも継続的に行っている」としている。   

 ヨーカ堂の2023年3~11月期連結決算は、営業損益が70億円の赤字(前年同期は56億円の赤字)と苦戦を強いられている。店舗の閉鎖を進めているほか、不振のアパレル事業からの撤退を決めるなど立て直しを急いでおり、人員整理も不可避の状況となっている。

 本社移転も家賃の抑制が目的で、セブン&アイ本社と同じ場所の東京都千代田区から、品川区へ移る計画だ。 

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