セブン&アイ、天満屋ストアと資本・業務提携、ヨーカ堂が20%出資

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 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は12月10日、広島・岡山両県で総合スーパー、食品スーパーを展開している天満屋ストア(岡山市)と資本・業務提携すると発表した。

 傘下のイトーヨーカ堂が来年1月末、天満屋ストアに20%を出資、同社の第2位株主となる。株式の取得額は未公表だが、30億円程度とみられる。

 天満屋ストアは子会社の天満屋ハピータウンを含めて約50店舗を展開しており、売上高は約800億円。ヨーカ堂の店舗数は広島・岡山両県で3店舗にとどまっており、天満屋ストアとの連携を深めることで中国地方での地盤強化につなげる。

 業務提携はセブン&アイHDと天満屋ストア、同社の実質的な親会社である地方百貨店の天満屋の3社間で結ぶ。具体的な提携内容は今後詰めるが、セブン&アイグループのプライベートブランド「セブンプレミアム」や電子マネー「nanaco」の導入などが柱となる模様。物流・情報システム、店舗開発の面でも提携を協議する。

 ヨーカ堂は今年夏、北海道十勝地方の有力食品スーパー、ダイイチ(帯広市)にも約30%を出資して筆頭株主となっている。

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