フジ、アークス、カスミが大幅営業増益、11年3~5月期

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 7月4日に今年3~5月期の連結業績を発表したフジ(松山市)、アークス(札幌市)、カスミ(茨城県つくば市)の3社は、いずれも営業利益が前年同期比で大きく増えた。3月の東日本大震災の後、食品や日用品のまとめ買いが広がったことで売上げが伸びたほか、各社ともコスト削減効果が現れた。

 フジの営業利益は前年同期比で約4倍の14億円、アークスは23.9%増の26億円、カスミは約2.1倍の28億円だった。この結果を受けてフジとカスミは3~8月期の営業利益予想を上方修正、フジは11億円から15億円(前年同期比43.5%増)へ、カスミは32億円から40億円(24.9%増)へ引き上げた。

 各社の3~5月期の売上高はフジが3.0%増の725億円、アークス2.8%増の764億円、カスミが0.6%減の523億円だった。

 9月以降の消費動向が不透明なこともあり、通期の連結営業利益については3社とも従来予想を据え置いた。フジは3.9%増の34億円、アークスは3.5%増の96億円、カスミは1.5%増の69億円を見込んでいる。

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