フジ

新生フジが発足、3カ年の中期経営計画をスタート
 中国・四国を中心に店舗展開するフジの2023年度(24年2月期)連結業績は、営業収益8010億円(前年度比2.0%増)、営業利益151億円(同33.5%増)、経常利益173億円(同30.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益74億円(同17.7%減)だった。

 23年度は、3月にラクア緑井(広島県)、4月にマックスバリュ河崎店(鳥取県)、6月にマルナカ多度津店(香川県)、9月にフジ志津川店(愛媛県)、11月に子会社のニチエーから営業譲受したフジ福山三吉店(広島県)を出店した。10月にマルナカ中府店(香川県)、11月にフジ今治店(愛媛県)を建て替えた。閉店は6店舗。既存店改装は24店舗で実施し冷蔵ケースや什器の更新を進めた。24年1月に開示した24年度を初年度とする3カ年の中期経営計画では、3つの基本戦略を推進する。基本戦略の1つめは企業文化の確立だ。これまで各社が培ってきた文化や風土の融合を図りつつ、組織の政策実行力を高めることで成果につなげる。2つめは既存事業の改革だ。重点エリア5県(広島・愛媛・香川・岡山・兵庫)を中心に既存店活性化と新規出店を進めるとともに、ノンストア事業の推進と新たなチャネルづくりによる顧客接点の拡大を図る。3つめは事業インフラの統合とシナジー創出だ。統合シナジーを最大化するため、サプライチェーンインフラの統合と整備、仕入れと調達の統合、プライベートブランドの拡大と共同開発などのマーチャンダイジング統合、ID-POSの活用、マーケティングと販促の高度化を進める。

 中計では、3カ年で860億円の投資を計画し、26年度に営業収益8450億円、営業利益160億円、営業利益率2.0%をめざす。30年度の目標は営業収益1兆円、営業利益290億円、営業利益率3%としている。フジは24年3月、傘下のフジ・リテイリングとマックスバリュ西日本吸収合併した。24年度連結業績は、営業収益8100億円(23年度比 1.1%増)、営業利益155億円(同2.6%増)、経常利益177億円(同1.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益80億円(同7.6%増)を見込んでいる。

代表取締役社長 : 山口 普

売上高売上高
総利益率
売上高
営業利益率
売上高
販管費率
売上高
経常利益率
売上高
当期純利益率
801,022百万円25.8%1.8%27.7%2.1%0.9%

決算期:2024年2月 / 連結

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態