ワークマン、上半期の営業利益は28.1%増の110億円、既存店は18.6%の増収

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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2021年3月期上半期(20年4〜9月)の業績は、売上高に当たる営業総収入が前年同期比16.3%増の487億円、営業利益が28.1%増の110億円、純利益は27.1%増の73億円だった。

 ワークマンが発表した2021年3月期上半期(20年4〜9月)の業績は、売上高に当たる営業総収入が前年同期比16.3%増の487億円、営業利益が28.1%増の110億円、純利益は27.1%増の73億円だった。

 新型コロナウイルス感染症の影響で、一部の産業で作業服需要が減少したが、空調ファン付き作業服などの機能性衣料やカーゴパンツなどアスレジャー(普段着として着るアウトドア衣料・スポーツ衣料)商品の販売増でカバーした。既存店売上高は18.6%増だった。客単価は0.2%増の微増だったが、客数が18.5%増と大きく伸びた。

 期間中の新規出店は、一般客向けのアスレジャー商品の比率を高めた「ワークマンプラス」のみで、17店舗を新設。また、スクラップ&ビルドで1店舗を出店したほか、ワークマン既存店を改装して29店舗をワークマンプラスに転換した。この結果、9月末時点での総店舗数は885店舗、うちワークマンプラスは222店舗となった。

 10月には新業態「#ワークマン女子」の1号店を横浜市に出店した。ワークマンプラスは、新規出店と既存店からの業態転換により引き続き出店を増やしていく。21年3月末での店舗数は、ワークマンが620店舗(前期比73店舗減)、ワークマンプラスが284店舗(110店舗増)、#ワークマン女子が2店舗となる予定だ。将来的には、この3つの業態で国内1500店舗体制を目指す。

 21年3月期通期の業績見通しは、営業総収入が前期比7.3%増の990億円、営業利益が14.0%増の218億円、純利益が16.2%増の155億円と、従来予想を据え置いた。

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