ホームセンター業界流通相関図2023 業界超えたM&AとPB軸にした合従 連衡続く

ダイヤモンド・チェーンストア編集部
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 近年、ホームセンター(HC)は流通業の中で最もM&A(合併・買収)が活発な業界の1つとなっている。2020年11月にはアークランドサカモト(現アークランズ/新潟県)がLIXILビバ(ビバホームに社名変更後、吸収合併により消滅)を買収、21年3月にはニトリホールディングス(北海道:以下、ニトリHD)が島忠(埼玉県)を完全子会社化するなど、大型のM&Aが続いたのは記憶に新しいだろう。

ニトリのHC参入が、HC市場再活性化の起爆剤になりそうだ
近年、ホームセンター(HC)は流通業の中で最もM&A(合併・買収)が活発な業界の1つとなっている。

 大型M&Aが活発化していることに加えて、HC業界には大きく2つのトレンドがある。

 1つは業界を超えたM&Aが増えていることだ。21年3月にはカインズ(埼玉県)が東急ハンズ(現ハンズ/東京都)を買収。カインズが持つプライベートブランド(PB)の開発力やデジタル基盤を生かすことで立て直しを図る。その後、カインズは22年5月にゲーム開発などを手掛けるIT企業カヤック(神奈川県)、12月にはプライステックのハルモニア(東京都)に出資し、資本業務提携を結んだ。

 HCと家電関連企業の提携も進む。

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