みやぎ生協もトリチウム検査=福島産水産物の販売継続

時事通信社
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 宮城、福島両県でスーパー計約60店舗を展開するみやぎ生活協同組合(仙台市)は23日、東京電力福島第1原発で24日にも処理水の海洋放出が始まることを受け、福島県産水産物を対象に放射性物質トリチウムの自主検査を行うことを明らかにした。顧客の安心感を確保するのが狙い。

 同生協は「風評被害は少なからずある。扱いを継続するのが一番の支援になる」としており、今後福島、宮城両県産の水産物フェアを開催することも検討する。

 同生協では、これまでも両県産の農林水産物などについて、放射性セシウムの自主検査を実施してきた。放出開始後は、福島県産ヒラメなどのトリチウム検査を追加する。

 大手小売りでは、イオンも福島県産水産物のトリチウム検査を行うと発表。また、イトーヨーカ堂(東京)やヤオコーなどのスーパー各社は、これまで通り販売を継続する方針で、「これからも東日本大震災で被災した地域の生産者を応援する」(イトーヨーカ堂)としている。

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