ヨーカ堂改革、「混乱と失望」=セブン&アイに質問状―米ファンド

時事通信社
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セブン&アイ・ホールディングスの看板
〔写真説明〕セブン&アイ・ホールディングスの看板=東京都千代田区(時事通信社)

 米投資ファンドのバリューアクト・キャピタルは3日、投資先のセブン&アイ・ホールディングスに公開質問状を送ったと発表した。セブン&アイがグループから切り離さないことを前提に進めようとしているイトーヨーカ堂の改革計画などに対して、「市場に混乱と失望を与えた」と批判。九つの質問を提示し、セブン&アイが6日に開催する2023年2月期決算の記者会見で回答するよう求めた。

 セブン&アイは3月9日、不振が続く祖業のヨーカ堂の改革計画を発表。3年間で33店舗を閉鎖したり、低迷する衣料事業から撤退したりする内容だったが、井阪隆一セブン&アイ社長は同日の記者会見で、ヨーカ堂を当面、グループから切り離さない姿勢を示した。

 これに対し、バリューアクトは、質問状で「その結果にはわずかの信頼性しかない」と不満を表明。「貴社の保身に対する当社の懸念を大きくさせるだけだった」としている。

 質問状には、ヨーカ堂を巡る井阪社長の経営方針にセブン&アイ取締役会は「全会一致で同意するのか」などの項目が盛り込まれた。セブン&アイは、質問への回答などについて「社内で精査し、検討を進める」(広報)とコメントした。

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