ANA・セブン、夜間にドローン配送実験=25年度実用化目指す

時事通信社
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セブンーイレブンのロゴとANAのロゴ、セブンーイレブンが使用するドローン
夜間の配送サービスの実証実験は全国で初めて

 ANAホールディングス(HD)とセブン―イレブン・ジャパンは24日までに、夜間にドローンで商品を配送する実証実験を福岡市で報道陣に公開した。夜間の配送サービスの実証実験は全国で初めてといい、2025年度の実用化を目指している。

 実験を行った店舗は同市西区のセブン―イレブン福岡横浜2丁目店。21日夜、店舗商品の注文サイト「7NOW」で注文を受けた商品を店員が箱に詰め込み、店舗駐車場の発着場にあるドローンに搭載した。

 ドローンは遠隔操作で飛び立ち、海上を飛行して約10分で4.7キロ離れた同市西区の離島、能古島に着陸した。商品を受け取った50代の男性は注文したコーヒーを飲み、「熱い。店頭と同じおいしさでうれしい」と語った。

 実験はANAのスタッフ6人が安全確認やバッテリー交換などを行った。人件費など課題を検証し、25年度に店舗から離島の客に直接配送するサービスの実用化を目指している。セブンの担当者は「人手が不足したときにドローンを一つの手段として活用できる」と語った。

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