【Jフロント】松坂屋岡崎店を来年1月で閉鎖、大都市に経営資源集中

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 J.フロントリテイリングは2010年1月31日で松坂屋岡崎店(愛知県岡崎市)の営業を終了することを決めた。同店は1971年に開業、岡崎市街地の中心的な商業施設として営業を続けてきたが、売り場面積が約1万1000平方メートルと百貨店としては小型なこともあって、近年は郊外型ショッピングセンターなどに客足を奪われ、業績が低迷。2009年2月期の売上高は50億円にまで落ち込んでいた。

 同店の93人の従業員のうち、正社員は配置転換などで雇用を維持するが、契約社員など有期雇用の従業員については原則として解雇する。

 J.フロントは昨年度、横浜松坂屋、今治大丸と不振の地方店を相次いで閉鎖すると共に、浜松市での新規出店を断念。一方で、大丸心斎橋店に隣接するそごう心斎橋店をミレニアム・リテイリングから379億円で買い取るなど、大都市の基幹店に経営資源を集中する動きを強めている。

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