光洋が京都府下の郊外に初出店、八幡店の売場づくりを徹底解説!

取材・文:森本 守人 (サテライトスコープ代表)
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 KOHYO 八幡店外観

KOHYO 八幡店

〒614-8025 京都府八幡市八幡源氏垣外1-4
電話番号:075-982-5411
京阪電鉄京阪本線「石清水八幡宮」駅から徒歩15分

見どころ
▶自社同規模店と比べ売上高構成比を高く設定した生鮮食品
▶生鮮各部門で充実させた即食・簡便商品
▶鮮やかな青色を使った新しい内装デザイン

 光洋(大阪府/平田炎社長)は2023年9月28日、京都府八幡市に食品スーパー(SM)「KOHYO八幡店」(以下、八幡店)をオープンした。競争の激しい立地への出店で、生鮮を強化した品揃えによる差別化、集客を図る。年商目標は非公表。

 八幡店は、京阪電鉄京阪本線「石清水八幡宮」駅から南東約700mに立地。商業施設「ファミレやわた」の1階に入る。以前は「コノミヤ八幡店」が営業していたが契約満了で退店し、光洋が居抜き出店したかたちだ。

 店舗周辺には商圏を分断する要素が多い。店舗の北には木津川、西には鳩ヶ峰、南には国道1号が通る。そのため同店では店舗から半径1.5㎞を基本商圏に設定し、足元商圏を深掘りすることで売上獲得を図る。商圏内には1万965世帯/2万2098人が居住する。年齢別構成比は65歳以上が35.4%と高い一方で、小さい子供がいる30~40代の若いファミリー層も多い。

 近隣の競合店には、

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取材・文

森本 守人 / サテライトスコープ代表

 京都市出身。大手食品メーカーの営業マンとして社会人デビューを果たした後、パン職人、ミュージシャン、会社役員などを経てフリーの文筆家となる。「競争力を生む戦略、組織」をテーマに、流通、製造など、おもにビジネス分野を取材。文筆業以外では政府公認カメラマンとしてゴルバチョフ氏を撮影する。サテライトスコープ代表。「当コーナーは、京都の魅力を体験型レポートで発信します」。

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