良品計画のESGの取り組みを具現化した旗艦店・MUJI 新宿、得られた大きな成果とは

棚橋 慶次
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良品計画最大級の「ReMUJI」を展開!

 そうしたコンセプトのもと、MUJI 新宿ではどのような取り組みが行われているのか。

 まず注目したいのが、「ReMUJI」だ。MUJI新宿のメーン入口を抜けて店内に入ると、青を基調としたさまざまな衣料品を販売する売場がまず目に飛び込んでくる。

店舗1階の「ReMUJI」
パッチワークで再構築したアパレルなど“1点モノ”の商品が並ぶ

 「ReMUJI」とは、お客が購入して着用した商品を、藍色や墨黒といったカラーに染め直すことで、新たな価値を持たせて販売する取り組みで、良品計画では2015年からスタートしている。MUJI新宿では無印良品としては最大級の規模でこの「ReMUJI」を展開する。

 回収した商品を再加工しているとあって、当然、「ReMUJI」に陳列されている商品はすべて“1点モノ”であり、自分が気に入る商品を探すという楽しさもある。

 1階には不用品の回収・リサイクルカウンターも設置しており、紙袋や本、保冷剤、新聞紙、PET容器・歯ブラシなどを回収する専用BOXを配置する。また、家庭で食べきれずに余った食品(缶詰・瓶詰・レトルト食品・乾物など)を店頭で回収し、NPO団体を通じて必要とする人に届ける「フードドライブ」も実施している。

売場の一角に回収・リサイクル専用ボックスを配置する

 フードロスという観点では、地下1階の直営レストラン「Café&Meal MUJI」にて、料理の過程で発生した野菜の端材、果物の皮といった廃棄食材をコンポスト(堆肥化)する取り組みも行っている。

「もったいない市」を常設で展開。掘り出し物を探す、宝探しのような楽しさがある

 そのほか、中二階では、これまで各店舗のイベントなどで開催していた「もったいない市」を常設で展開する。「もったいない市」とは、使用するには問題ないものの、製造過程で発生したわずかな傷や汚れなどがある製品を割引して販売する取り組みで、常設するのはこのMUJI新宿が初となる。“訳あり”の雑貨や家具などを20%オフから最大50%オフで販売しており、人気を博しているという。

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