食の売上構成比8割?都市型小型実験店・MUJIcom東池袋の取り組みを徹底解説

取材・文:松尾 友幸 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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MUJIcom 東池袋

MUJIcom 東池袋

〒170-8424 東京都豊島区東池袋4-26-3(株式会社良品計画 本社1F)
電話:03-6907-0391
東京メトロ有楽町線「東池袋」駅6・7番出口より徒歩3分

良品計画(東京都/堂前宣夫社長)は2022年1月14日、東京都豊島区に「MUJIcom東池袋」(以下、東池袋店)をオープンした。同社の地域密着戦略における、都市型小型店の実験店の位置づけだ。初の中食サービス「MUJI Kitchen」を中心に、日常的な利用を想定した商品群やサービスが多数導入されている。

より実生活に近い立地への出店

MUJIcom 東池袋 金有美店長
金有美店長
「この地域に巻き込まれながら、買物だけでなく、毎日立ち寄っていただける取り組みをやっていきます」

 良品計画は2030年までの長期ビジョンの1つとして、日常生活の基本を支え、地域課題の解決や活性化にも貢献する「地域への土着化」を掲げている。これを達成するため、同社は地方や無印良品がまだ出店していない地域においては、すでに地域密着度の高い食品スーパー(SM)に隣接するかたちで500坪超級の標準店の出店を進めているほか、人口60万人規模の商圏ごとに、生活に必要なものすべてが揃う1000坪超級の大型店を開発している。一方、都心部においては最適なフォーマットを模索している状況だ。東池袋店は、都心部における地域密着店舗の1つの“可能性”を探るべく出店した実験店である。

 東池袋店が位置するのは東京メトロ有楽町線「東池袋」駅より徒歩3分、良品計画本社の1階だ。売場面積は401㎡。「MUJIcom」としては同店で27店舗目の出店となる。同フォーマットは良品計画の小型店で、「いつもの通り道ですぐに立ち寄れて、必要な時に手早く買える」ことをコンセプトとしている。無印良品の商品の中から、日常生活に欠かせないアイテムを厳選して品揃えしているのが特徴だ。東池袋店出店のねらいとして、良品計画営業本部販売部長の片木志倫氏は「今までのMUJIcomは駅や空港など、自然と人が集まる場所に出店してきた。今回の出店では、よりお客さまの実生活に近い場所でどのようなニーズや要望があるのか探っていきたい」と話す。

 出店地である東池袋は、約2万5000世帯が居住するほか、約6000の事業所がある、住宅街とオフィス街が混在するエリアだ。地域住民や周辺オフィスの従業員にとって身近な存在となるべく、東池袋店では食品を中心に生活に必要な商品やサービスを多数展開する。

 同店の取り扱い商品数は約1300アイテム。無印良品のプライベートブランド(PB)の食品はフルラインで展開するほか、衣料品や生活雑貨では靴下や下着、トイレットペーパー、掃除用品など生活に必要不可欠なアイテムを中心に品揃えする。

中食の新サービス「MUJI Kitchen」

 東池袋店の取り組みの核となるのが、良品計画初の中食サービス「MUJI Kitchen」だ。

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