ホームセンター・バイヤーが選ぶ年間ヒット商品2021 洗車・ワックス用品部門第1位は?
CC ウォーター ゴールドシリーズ
「CC ウォーターゴールド」から発売簡便性と品質の両方を追求
選評
巣ごもり需要で、広がるユーザー層
プロスタッフは、同社のガラス系コーティングの「CCウォーターゴールドシリーズ」から、2020年春、「CCウォーターゴールド ウェットクロス」と「CCウォーターゴールド タイヤコーティング」を発売した。
今回のヒット商品では、「CCウォーターゴールドシリーズ」が受賞した。消臭剤部門でプロスタッフの「ズバッと除菌シリーズ」が受賞しており、同社からは今年のヒット商品に2つが選ばれた。
「CCウォーターゴールド」は14年の発売だが、従来品の「CCウォーター」を含めて、ウォーター系コーティング市場をけん引してきたブランドだ。ワックス市場は、ガソリンスタンドの洗車機の普及や、クルマのコーティング性能のアップもあって伸び悩んできた。そうしたなか、作業性が格段に向上したウォーター系コーティングの登場は、「CCウォーターゴールド」をはじめ市場を大きく活性化させた。そこから派生した「CCウォーターゴールド ウェットクロス」は、汚れ落としとコーティング機能を両立した商品である。また、タイヤに塗るだけで濡れたような深い艶と保護効果が得られる「CCウォーターゴールドタイヤコーティング」もこだわり派ユーザーを中心に支持されている。コロナ禍による在宅時間増で、普段洗車を行わない層が洗車・ワックスをしようとしたことなどを背景に洗車用品市場も伸びている。
CCウォーターゴールドはボディ以外にも使用できるが、アンケートに『スマホや液晶ディスプレー清掃にも使える』と回答したホームセンターもあった。そうした汎用性の高さも消費者から支持を集めた要因と思われる。
アンケート結果
高い「CCウォーターゴールド」ブランドの評価
「ブランド力」「新規機能性」「売場提案」が最高評価を獲得している。
「ブランド力」は、これまでウォーター系コーティング市場をけん引してきた「CCウォーターゴールドシリーズ」の認知度によるところが大きい。
「新規機能性」は、「CCウォーターゴールド ウェットクロス」の場合、コーティング被膜へのやさしさを追求したマイクロファイバー100%使用。虫・鳥のフン汚れなどをサッと拭くだけで簡単に除去。劣化したコーティング被膜を保護成分が形成し、コーティング効果を持続させるなどの品質が高い評価となっている。
「売場提案」が高い評価となったのは、同社が用意した販促ツールだけでなく、「CCウォーターシリーズ」全体の販売が伸張したためだ。実際のアンケートからも、ウォーター系コーティングが伸びたと回答したホームセンターもあった。
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