巣ごもり需要により簡単・手づくり商品の需要が急増!ホームメーキング材料の品薄続く

山田陽美(ライター)
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アスザックフーズ、牛乳との関連販売が効果的「牛乳でつくる飲むデザート」

アスザックフーズの「牛乳でつくる飲むデザート」

 お湯での調理が常識だったフリーズドライ業界のなかで、冷たい牛乳で溶かす技術を採用し、2003年に発売した「牛乳でつくる飲むデザート」。冷たい牛乳を注ぐだけで果肉たっぷりのデザートが楽しめる人工甘味料、香料、着色料不使用のフリーズドライ商品だ。熱湯や包丁などの道具を使わないので、「小さな子供でもつくることができる」、果肉感があるので「牛乳嫌いの子供も飲める」など、好評となっている。とくにコロナ禍における“巣ごもり”需要により、店頭配荷が進み消費者に定着した。自粛が明けた6、7月も売上高は順調に上がり、7月は前年同月と比較して〈ザク切りいちご(2食)〉が2.3倍に、〈まるごとベリーベリー(2食)〉は、前年の3倍で伸長した。

 同商品は牛乳との関連販売が効果的なので、アスザックフーズではアウト展開しやすいハンガー什器やボード、スイングPOPなどの販促物を用意して積極的に提案。「牛乳でつくる飲むデザート」を使うことで、家庭の牛乳の消費量が増えることから牛乳との関連販売は、牛乳の売上アップにも貢献し、流通からも好評となっている。

 また、さまざまなアレンジも可能で、ヨーグルトやパンケーキに混ぜたり、シェイクやアイスキャンディーなどにも活用できる。果実感のあるフリーズドライだからこそできるレシピをクックパッドとタイアップして発信。さらに日常のおやつやホームパーティーレシピなどもリーフレットで提案している。

 同商品は小さい子供を持つ世帯をターゲットにした商品だが、アレンジレシピを提案することで、幅広い年齢層からのトライアルが獲得できるため、同社では引き続き需要拡大をめざしてレシピ提案に力を入れていく。

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