20周年記念キャンペーンで前年を大きく上回る伸長　「一正蒲鉾カリッこいわし」

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子供から大人まで幅広い世代からの支持を受け、昨春発売20周年を迎えた一正蒲鉾の「カリッこ」シリーズ。「カリッこ愛」をテーマに20周年記念キャンペーンなどを実施し、大きく伸長。近年の健康志向なども追い風に、さらなるファン層の獲得を図っていく。

　魚のすり身をカラッと揚げ、噛み応え抜群の食感に仕上げたカリッと固めのやみつきになる食感が特長のお魚スナックである一正蒲鉾の「カリッこいわし」。牛乳2本分（*200ml ／本）のカルシウムが含まれ、魚の栄養を手軽に取ることができる栄養機能食品だ。

　2002 年の誕生以来、「10年以上ずっと」「子供のころに食べていた」「親となり、子に食べさせたい」などの声が多く寄せられ、現在もどこで扱っているかという問い合わせが同社内でいちばん多い商品だという。小腹がすいた時に、子供のおやつとしても、大人のおつまみとしても、子供から大人まで幅広く愛されてきたロングセラー商品となっている。

　発売20周年を迎えた22年は、20年間の感謝の気持ちを込めたさまざまな施策を実施した。

　いわし使用量2倍の「カリッこいわしプレミアム」とブラックペッパー風味の「カリッこいわしブラックペッパー味」を期間限定で発売したほか、これまでの「ハロウィン」「受験」など季節限定パッケージだけでなく、通年性のある20周年記念限定パッケージを展開し、20周年を大きくアピール。さらに、従来の「カリッこいわし」「カリッこえび」「カリッこわかめ＆ひじき」の3品も、カルシウムの吸収を助けるビタミンDを加えてリニューアルを図った。

　「カリッこ」の特長といえる噛み応えのあるカリッという音を体験できる仕掛けや、「カリッこ」の開発秘話、長年製造に携わる担当者の想い、実際に届いた消費者からの声などをまとめた特設サイトも作成し、「カリッこ愛」を伝えることをプロモーションのテーマとした。

　販促BOX、POP、フックでの吊り下げ販売など、各種の店頭販促物も用意して売場展開をサポートしたほか、Twitter アカウントをフォローし、クイズに答えると合計100名に「カリッこ詰め合わせ1 ケース」をプレゼントする「カリッこ20周年記念クイズキャンペーン」も実施。

　また、ファンからの声を掲載した社内向けポスターを作成し、インナーブランディングを実施。全社的に「カリッこ愛」を盛り上げる機運を高めるなどの取り組みも功を奏し、前年を大きく上回る伸長を果たした。

健康訴求や専用販促BOXでさらなるファン層の獲得を図る

　23年は、近年の機能性表示や糖質オフ、減塩などを訴求した「健康路線」の菓子の増加や、コロナ禍による健康志向の高まりを受けて、手軽に魚の栄養が摂取できる「カリッこ」を、子供の栄養補給からシニアの骨粗しょう症予防など、幅広い世代が気兼ねせずに食べられる「ギルトフリーなお魚スナック菓子」として訴求。スポットでの取り扱いではなく、定番化をめざしていく考えだ。

　売上の一部を「新潟の森」の整備に資金提供することで、カーボン・オフセットにも対応するほか、部門間の垣根を越えてさまざまな売場で展開できるよう「カリッこ」専用のスリーブタイプの販促BOXも用意。導入した店舗では、昨年9月の価格改定後も売上が伸長するなど、目を引くデザインの販促BOX が店頭活性化に貢献しているという。

　コンスタントに売れ続け、商品力の高さに定評がある「カリッこ」。引き続き、前年以上の実績で伸長し続けており、親から子へと世代を超えて愛され続ける商品として、次の10年に向けてさらなる訴求を続ける意気込みだ。

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