コロナを経て再び拡大基調へ!総菜専門店の市場規模&市場占有率2023

Pocket

市場占有率1280

 日本惣菜協会(東京都)の「2022年版惣菜白書」によると、21年の総菜の市場規模は10兆1149億円で、対前年比3.0%増となった。コロナ禍を乗り越え、少子高齢化や女性の社会進出といった環境下で再び拡大基調をたどっている。

 惣菜白書が発表した業態別市場規模では、「総菜専門店」は2兆7432億円で同0.5%増と、ここ数年下降基調にあったが、わずかに上昇した。市場全体に占めるシェアは同0.6ポイント(pt)減の27.2%だった。一方、「CVS(コンビニエンスストア)」は同1.6%増の3兆2015億円。「食料品スーパー(SM)」の市場規模も同6.6%増の2兆9470億円と順調にシェアを伸ばしている。

持ち帰り弁当チェーン「ほっともっと」を展開するプレナスの東京オフィス(東京都中央区)
持ち帰り弁当チェーン「ほっともっと」を展開するプレナスの東京オフィス(東京都中央区)(時事通信社)

 総菜専門店企業上位5社の業績を見ていくと、全社が減収となった前年から回復傾向にある。「Hotto Motto(ほっともっと)」などを展開する最大手プレナス(東京都)の22年2月期の店頭売上高(ほっともっと事業)は対前期比1.4%増の1059億円となり、デリバリーやネット注文の売上が引き続き好調に推移している。業界第2位で、

続きを読むには…

この記事はDCSオンライン+会員限定です。
会員登録後、DCSオンライン+を契約いただくと読むことができます。

DCSオンライン+会員の方はログインしてから閲覧ください。

記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

ダイヤモンド・チェーンストア編集部紹介サイトへ

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態