年率約30%成長!止まらない快進撃 ロピア、強さの秘密を徹底分析!

小野 貴之 (ダイヤモンド・チェーンストアオンライン 副編集長)
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「マイナスポイント」があってもお客に選ばれる店づくり

ロピア大和郡山店
2021年9月10日オープンした「大和郡山店」( 奈良県大和郡山市)。

 本特集では、さまざまな分野の専門家にロピアの強さを分析してもらっている。同社が強みとするのは、なんといっても圧倒的な安さをベースとした高い集客力だ。

 冒頭の大和郡山店に買物に来ていたお客の1人に話を聞くと、「(大和郡山店がオープンしたので)ミ・ナーラ店まで買物に行かなくて済む」と教えてくれた。大和郡山店とミ・ナーラ店は直線距離で7.5kmほど離れており、クルマ移動でも30分以上かかる。当然、その間には多くのSMや商業施設があるが、お客はわざわざロピアに来て買物をするのである。

 それだけではない。ロピアの取り扱いアイテムは基本的に大容量であり、単身世帯の需要を想定した少量・個食タイプの商品は少ない。品揃えも絞られており、たとえば青果のカット野菜やカットフルーツなどSM各社が近年力を入れてきた商品政策にも消極的だ。

 加えて、ロピアは一部の店舗を除いてクレジットカードをはじめとしたキャッシュレス決済は利用できず、現金決済を基本としている。また、ピーク時に店舗に行けば、店舗奥側壁面の主通路に達するほどの長いレジ待ち行列に並ばなければならない。そうした「マイナスポイント」があってもなお、お客がわざわざ行きたいと思う店がロピアなのだ。

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