ペイペイの利用者、3─4年内に倍増させたい=ZHD社長

ロイター
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Zホールディングス共同最高経営責任者の川辺健太郎氏と出沢剛氏
Zホールディングス(ZHD)の川辺健太郎社長・共同最高経営責任者(Co-CEO)は3日、スマホ決済サービスのペイペイの利用者数を3─4年以内に倍にしたいとの考えを示した。ロイターとのインタビューで語った。3月1日、東京で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 3日 ロイター] – Zホールディングス(ZHD)の川辺健太郎社長・共同最高経営責任者(Co-CEO)は3日、スマホ決済サービスのペイペイの利用者数を3─4年以内に倍にしたいとの考えを示した。ロイターとのインタビューで語った。そこまでを投資の局面と位置づけ、ソフトバンクのグループ企業から資金をまかなう。

ペイペイの利用者数は足元で3500万人超。川辺社長は「意気込みとしては、できれば(利用者数を)倍ぐらいにしたい」と語った。3500万人超を獲得する期間が3年だったことを踏まえ、倍の規模にするには「3─4年の範囲内でそこまでいきたい」と述べた。

インタビューに同席した出沢剛Co-CEOは、スマホ決済市場は「まだ始まったばかり。もっと伸びる」と指摘。今後は、加盟店舗数を拡大させるなどして利用者の拡大を図るとした。

川辺社長は「そこ(利用者を倍にする)までは、まず投資フェーズとしてやりきりたい」と述べた。ペイペイの上場については、その時点で検討する可能性を否定しなかった。「外部から資金を調達してより大きくしていこうとなるのか。今はソフトバンクのグループで資金を出し合っている。その展開次第だろう」と語った。現時点では「全く上場の予定はない」とした。

ZHDとLINEは1日、経営統合を完了した。国内のスマホ決済事業は、ユーザーの利便性を考慮して22年4月にLINEペイをペイペイに統合することで協議を開始していることを明らかにしていた。

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