落語家・立川志ら乃のスーパーマーケット徒然草 第16回 勝手に応援!関東ローカルの星「文化堂」のこれからを考える
イオンスタイルの“手加減なしの商い”に驚愕! 文化堂…大丈夫なの?
文化堂有明店は大型マンションの1階にあり、イオンが出来る前までは周囲に直接競合するスーパーもなく、住民がそのままお客さんになるという好条件で展開されていたのだと思います。
私が入店したのは土曜日の15時過ぎで、お客さんはまばら。まぁそういう時間なのだろうと、目と鼻の先にあるイオンスタイルに向かうと…大勢というわけではなかったですが、文化堂に比べればかなりの数。もちろん、大型複合商業施設「有明ガーデン」のテナントだし、12月の頭には関東最大の売場面積を誇る「無印良品 東京有明」も施設内に開店とのことで、話題性も充実。
わたくし、正直イオンは見かけても寄らないことがあるくらい関心が薄かったのですが、有明のイオンスタイルに入店して「はっ!」としました。さまざまなスーパーを研究しつくしていることが一目瞭然。いいとこどりのオンパレード。「いやいや、イオンが先にやってました」という可能性も十分ありますが、とにかく“手加減なしの商売”をしている印象を強く受けました。商売なんだからそんなの当たり前なのですが、「文化堂有明店…どうなっちゃうの?」と本気で心配になりました。こんな体力のある複合商業施設とどう戦っていくのか。