百貨店売上高、4社ともプラス=客足回復、コロナ前には及ばず―3月

時事通信
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三越伊勢丹
前年は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言で落ち込んでいたことに加え、今年3月は感染者の増加ペースが一段落して客足が回復した。写真は三越伊勢丹(i-stock/winhorse)

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)など百貨店4社が1日発表した3月の既存店売上高(速報)は、全社そろってプラスとなった。前年は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言で落ち込んでいたことに加え、今年3月は感染者の増加ペースが一段落して客足が回復した。ただ、4社ともコロナ前の2019年3月の水準には届かなかった。

 売上高の伸び率は、三越伊勢丹HDが8.3%、J・フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店が7.2%、高島屋が6.1%、そごう・西武は3.6%だった。

 商品別では高級ブランド品や宝飾品の好調が続き、薄手のコートなどの春物衣類も売れた。「花見や卒業・入学などの外出行事が増え、消費マインドも向上している」(高島屋)という。 

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