楽天、福岡と大阪に物流センター新設、神奈川と東京・八王子にも計画

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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楽天グループが福岡県粕屋町に新設する「Rakuten Fulfillement Center Fukuoka(仮称)」の外観イメージ
福岡県粕屋町に新設する「Rakuten Fulfillment Center Fukuoka(仮称)」の外観イメージ

 楽天グループは6月15日、福岡県粕屋町と大阪府八尾市に物流センターを新設すると発表した。EC(インターネット通販)の需要拡大で既存の物流センターの稼働率が上昇することが想定されるため、物流センターを増やして配送能力を高める。

 日本GLPが粕屋町と八尾市に開発する大型物流施設の全フロアを借り上げ、2023年までに物流センターとして稼働させる。延床面積はそれぞれ約4万1000平方メートル、約5万4000平方メートルの規模となる。この2つとは別に神奈川県大和市と東京都八王子市でも、物流センターの新設を予定している。

 楽天は現在、「楽天市場」の出店者の商品の保管から出荷までを担う「楽天スーパーロジスティクス」の物流センターを、千葉県の流山市と習志野市、大阪府枚方市で運営している。また、千葉県市川市、兵庫県川西市、神奈川県の横浜市および川崎市では、「楽天ブックス」や「楽天西友ネットスーパー」など直販サービスの物流センターを稼働させている。

 楽天は日本郵便と物流領域での戦略的提携を結んでおり、共同出資の新会社「JP楽天ロジスティクス」を立ち上げる。既存の物流センターは、横浜市と大阪府茨木市にある楽天西友ネットスーパーの物流センターを除き、7月1日付けで新会社に運営を引き継ぐ。

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