22年5月1日号 市場占有率2022

DCS_0501号表紙業態ごとの市場規模、寡占化率をまとめる毎年恒例企画です。今年は、コロナ禍が各業態に与える影響の格差が浮き彫りになる結果となりました。そんななかどの業態でも高まっているのが、大手企業を軸とした再編の機運です。先行きの不透明な今だからこそ、本特集で各業態の現状を確認し時流を掴んでおきましょう!

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編集後記

縮小拡大──。 縮小する市場において、残存企業の規模拡大が進む現象を予見し、今から10年以上前にアークスの横山清社長が提唱した造語です。 産業が成熟すると、効率を求め寡占化が進むことは知られていますが、人口減少社会に入るとともに、デジタルディスラプションの影響が大きく、巨額のデジタル投資が必要となる日本の小売市場の状況は一際シビアです。再編の動きと淘汰はますます進み、「縮小拡大」の動きが方々で現実のものとなっています。一方で、市場規模の拡大が続くEC市場では、勝者総取り方式を彷彿させる、プラットフォーマーによる寡占化が急進中。いずれにせよ上位寡占化は進んでいます。

阿部

食料品の原価高騰を含め、あらゆる生活必需品の価格上昇が庶民の生活を圧迫するようになってきました。大げさではなく、日本においては小売業各社の努力もあり、影響は諸外国と比較するとまだマシな方なのでしょう。(実際、アメリカに住む友人はガソリンの値上がりを受けて生活がかなり厳しくなってきたと言います) 私自身も2週間前から、昼食を抜くことで食費を減らしています。初日はなかなか大変だったのですが、2日目以降は余分なカロリーを取らないことで頭が冴え、仕事に集中できるなど、良い効果を実感しています。危機の時代こそ、都会人が失った動物的本能を呼び覚ます良い機会なのではないでしょうか。

湯浅

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