エシカル型PB初導入!18年で競合11店出店でも売上伸び続ける原信紫竹山店改装レポート

取材・文:大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
Pocket

原信紫竹山店

原信紫竹山店

〒950-0914 新潟県新潟市中央区紫竹山1-6-36
電話:025-247-3155
JR信越本線「新潟」駅よりクルマで約10分

見どころ
▶売場の各所で展開する「Hana-well」商品
▶提案型のゴンドラエンド売場
▶原信最大級の売場面積で展開する冷凍食品

 アクシアル リテイリング(新潟県/原和彦社長)傘下の原信(同/丸山三行社長)は4月8日、新潟県新潟市に「原信紫竹山店」(以下、紫竹山店)をリニューアルオープンした。

 紫竹山店が開業したのはJR信越本線「新潟」駅から南へ約1.5㎞。クリーニング店と家電量販店とともに近隣型ショッピングセンターを形成している。

 基本商圏と設定する店舗から半径2㎞圏内には、約3万4000世帯/約7万人が居住する。周辺は単身世帯が多く、世代別人員数の割合は、60代以上が新潟県平均よりも低い。

 紫竹山店がオープンしたのは2004年。以降、商圏内に競合他社が積極出店し、いまや11店もの競合店がある。そうしたなかでも同店は高い売上を維持し続け、22年度の年商実績は26億円。今回の改装によって同28億円をめざす。

 同店の店舗面積は2394.3㎡で、取り扱いSKU数は約1万6700と幅広い品揃えを提供する。原信の最新のMD(商品政策)を導入しており、なかでも最大の特徴が、新しいプライベートブランド(PB)「Hana-well」の本格展開を開始した点だ。社会課題への対応に取り組むエシカル商品のシリーズで、「おいしさと、やさしさを。」を主テーマに、

続きを読むには…

この記事はDCSオンライン+会員限定です。
会員登録後、DCSオンライン+を契約いただくと読むことができます。

DCSオンライン+会員の方はログインしてから閲覧ください。

1 2

取材・文

大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態