新店「イオンスタイル西ノ京小町」 商品だけじゃない“新鮮さ”にこだわった売場づくりとは

植芝 千景 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集者)
Pocket

「いつ来ても“新鮮”と思ってもらえる売場づくりを」

 そのほか、西ノ京小町店では、京都ならではの新たな商品も取り入れた。たとえば、冷凍の「万願寺唐辛子」(298円)や、「お好み焼・鉄板焼 わらい」の「牛すじ こんにゃく入り ねぎ焼き」(550円)は西ノ京小町店が初めて導入。総菜コーナーでは、店内で焼き上げるだし巻き卵を入れた「玉子焼きと鮭の海苔弁当」(598円)など、オリジナルの弁当を展開する。

 さらに、「KYOTO Coffe」として、「ラテアートジャンキース」や「前田珈琲」といった京都の有名店コーヒー12種類のドリップパック(各130円)を個包装で棚にずらりと並べ、気軽に購入できるコーナーも仕立てた。これも、西ノ京小町店だけでの取り組みだ。

有名店コーヒー12種類のドリップパックが並ぶ。
有名店コーヒー12種類のドリップパックが並ぶ。

 また、京都市内の既存店で人気だった 「SIZUYA」のクリームたっぷりパン(195円)や、「とようけ屋」の油揚げ(260円)のほか、冷凍商品の「京都庵」の京巻寿司(398円)など、京都の銘品を揃える。

 本村幹夫店長は「鮮度の高い生鮮商品を揃えることはもちろんのこと、このようなこだわり商品を取り入れ、日々入れ替えていくことで、毎日来ても目新しさがある、二重の意味で“新鮮な売場づくり”を行っていきたい」と語った。

 初日は入場制限がかかるほど来店客数の多かった西ノ京小町店。年間売上目標は非公表だが、“新鮮”な品揃えで、地域住民の心をつかめるか。

【店舗概要】
オープン日 2022年11月2日
店長 本村幹夫
営業時間 8:30~10:00
売り場面積 997.4㎡
従業員数 86名(社員6名、パート・アルバイト80名)
駐車台数 31台
駐輪台数 86台

1 2

記事執筆者

植芝 千景 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集者

同志社大学大学院文学研究科(国文学専攻)修了。関西のグルメ雑誌の編集部に所属後、ダイヤモンド・リテイルメディアに入社。日本酒、特に関西の地酒好き。趣味は、未知のものを食べること。「口に入れてから考える」ことをモットーに、日々さまざまな食べものを味わっている。

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態