スーパーの総菜からあげ最前線を直撃レポート!=連載:深堀りすれば見えてくる「からあげ」

2020/04/22 11:30
ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局

スーパーの総菜からあげが、年々レベルアップしている。からあげブームの影響もあるが、ドラッグストアなど異なる業態が台頭してきたことで、差別化を図る必要があったことも一因に挙げられる。スーパーならではの価値を発揮するものとして、総菜からあげはどのような進化を遂げているのか? 2つの企業に直撃取材した。

ライフコーポレーション:希少価値の高い純和赤鶏のムネ肉を使用メディアの後押しで全国区の人気商品に!

総菜からあげの活性化のため素材を一から見直す

ライフのからあげ
一粒が大きく、鶏ムネ肉なのにパサつかず、ジューシーな味わい
ライフコーポレーション首都圏商品本部チーフバイヤー中島敬一氏
首都圏商品本部チーフバイヤー中島敬一氏

 ライフコーポレーション(大阪府/岩崎高治社長)の総菜からあげといえば、2019年の「第10回からあげグランプリ®」(日本唐揚協会主催)において、東日本スーパー総菜部門で最高金賞を受賞した「純和赤鶏むね唐揚げ」(首都圏店舗で販売)が有名だ。スーパーの総菜と侮るなかれ、からあげ専門店に引けを取らない味に仕上がっており、主催者側の審査員もうなったほどだ。

 そんな本格派の総菜からあげが誕生したきっかけは「ライフらしい総菜」を確立したいとの熱い思いである。“素材、製法、出来立て”の3つにこだわったライフらしい総菜の実現のために、同社では3つの方針を掲げた。1つ目は主力商品の改良、2つ目は強化カテゴリーへの注力、3つ目は独自性の追求だ。

 同社における強化カテゴリーとは、市場の伸びとライフでの販売動向にギャップがあるカテゴリーのことを指す。市場は伸びているにもかかわらず、それをうまく取り込めずに伸び悩んでいた商品の1つがからあげであり、ここにメスを入れ、全体の底上げをめざしたのである。この難題に挑んだのが、首都圏商品本部チーフバイヤーの中島敬一氏だ。

 「既存の商品をブラッシュアップするのではなく、まったく新しい切り口のからあげを開発する必要があると考えました。これまでは調味液の種類や配合などにこだわっていましたが、今回は素材そのものを見直すところから始めました」

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