米ファンド、セブン株売却か=バリューアクト、大株主外れる

時事通信社
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セブン&アイ・ホールディングス本社が入るビル
〔写真説明〕セブン&アイ・ホールディングス本社が入るビル=東京都千代田区(時事通信社)

 米ファンドのバリューアクト・キャピタルがセブン&アイ・ホールディングスの大株主名簿から外れたことが27日、分かった。2月末時点で1.89%を保有していたが、8月末時点の名簿には記載がなかった。同月までに保有株式の全てか一部を売却した可能性がある。

 セブン&アイが13日に関東財務局に提出した四半期報告書で分かった。バリューアクトは「物言う株主」として、セブン&アイに対し、イトーヨーカ堂などの不採算事業を切り離し、主力のコンビニに集中的に投資すべきだと主張してきた。セブン&アイが経営方針を変えないことから、5月の株主総会では、井阪隆一社長らの退任を要求。採決の結果、提案は退けられた。

 名簿には株式の保有数が多い順に上位10位までが記載される。バリューアクトは2月末時点で1676万株を保有していた。セブン&アイの関係者は「バリューアクトが株式を売ったのかどうかを含め、全く分からない」と話した。  

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