JR東日本、品川区の大井町駅周辺を再開発　2万㎡弱の商業施設も

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　JR東日本は2023年4月、京浜東北線大井町駅（東京都品川区）の周辺再開発に着手する。オフィスと賃貸住宅、ホテル、商業施設などで構成される大規模複合施設を開発、25年度の開業を予定する。

　品川区が策定した「大井町駅周辺地域まちづくり方針」に基づいて、品川区と周辺事業者などが連携し、歩行者ネットワークの整備や防災機能の強化などを進める。品川区は新区庁舎を建設する予定だ。

　JR東日本は、地下3階・地上26階建ての高層ビル（A-1地区）と地下2階・地上2階建てのビル（A-2地区）を建設する。A-1地区は延床面積約12万4000㎡のオフィス、約1万9700㎡の商業施設、285室のホテル、290戸の賃貸住宅で構成される。A-2地区にも約1100㎡の商業施設が入る。商業施設部分は、JR東日本グループのアトレ（東京都渋谷区）が運営する。

　JR大井町駅と東急大井町駅などを結ぶ歩行者ネットクワークに面する商業施設は、開放的なアウトモール型で、シネマコンプレックス（複合映画館）のほか、個性豊かなテナント構成とする方針。

　周辺には複数の広場などパブリックスペースを整備し、地域と連携したイベントなども開催する予定だ。