ヤオコー、4〜9月期は7.5%の営業減益 水道光熱費の上昇を吸収できず

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ヤオコーが発表した2022年4〜9月期の連結業績は、営業利益が前年同期比7.5%減の159億円だった。

 ヤオコーが発表した2022年4〜9月期の連結業績は、営業利益が前年同期比7.5%減の159億円だった。経費削減を進めたものの、水道光熱費の上昇を吸収できなかった。23年3月期通期では増益を維持する見通し。

 売上高に当たる営業収益は、3店舗を新規出店した効果で2798億円と3.9%増加した。純利益は5.7%減の107億円だった。

 売上の増加に伴って、売上総利益と営業収入を合算した営業総利益は約17億円増加したが、人件費と光熱費を中心に販管費が約30億円増え、営業減益となった。水道光熱費の上昇率は39.3%だった。

 ヤオコー単体の既存店売上高は、0.3%減だった。客単価は0.8%増えたが、客数が1.1%減少した。粗利益率は生鮮、グロッサリー(加工食品)、デリカ(総菜)の各部門で低下、28.01%と0.31ポイント悪化した。プライベートブランド商品の売上は3.4%増加したが、売上全体に占める構成比は9.82%と0.08%下がった。

 店舗については、5月に大宮櫛引店(さいたま市)、7月に横浜磯子店(横浜市)、9月に八王子鑓水店(東京都八王子市)を新規出店。グループ全体の店舗数は196店舗となった。下期は3店舗の新設を計画する。

 23年3月期通期の連結業績は従来予想のままで、営業収益は1.9%増の5460億円、営業利益は5.9%増の255億円、純利益は4.0%増の160億円を見込む。

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