【セブン&アイ】近鉄系の近商ストアと資本・業務提携、株式の30%取得

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 セブン&アイ・ホールディングスは9月21日、近畿日本鉄道子会社の食品スーパー、近商ストア(大阪府松原市)と資本・業務提携することで基本合意した。近商ストアが11月中に実施する第三者割当増資を引き受け、同社に30.0%を出資する。取得価格は明らかにしていない。

 増資引き受け後は、近鉄の50.7%に次ぐ第2位株主となる。セブン&アイ・グループでは傘下のイトーヨーカ堂が近畿地方で総合スーパー11店舗を展開しているが、食品スーパーの店舗はない。提携後は、ヨーカ堂などセブン&アイ・グループの企業と商品の仕入や物流面などで協力していくものと見られる。

 近商ストアは「スーパーマーケットKINSHO」「食品専門館ハーベス」の店名で大阪・京都・奈良に食品スーパー40店舗を展開(今年2月末現在)、そのほかケンタッキーフライドチキンのフランチャイズ店なども運営している。売上高は2011年2月で613億円となっている。

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