ダイエー、丸紅副社長の桑原氏が新社長に、西見社長は退任

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 ダイエーは2月25日、筆頭株主である丸紅の桑原道夫副社長(61歳)を社長に迎える人事を発表した。現社長で同じく丸紅出身の西見徹氏(61歳)は3月31日付けで社長を退任して取締役となり、5月に開く株主総会後には取締役も退く。西見氏は丸紅のダイエー出資に伴って2006年10月に社長に就任したが、その後もダイエーの業績は低迷、10年2月期では連結業績が営業赤字に転落する見通し。

 桑原氏は09年5月からダイエーの監査役とマルエツの取締役を務めているが、4月1日付けで社長代行執行役員となり、5月の株主総会後に社長に就任する。その間、イオン出身の川戸義晴代表取締役会長(66歳)が社長を兼務する。

 新社長となる桑原氏は1972年に丸紅入社、輸送機・産業システム部門長代行などを経て、2002年に執行役員となり、08年4月からは副社長として生活産業グループ(食料部門)を管掌していた。

 第2位株主のイオンと協力しながら、ダイエーの営業力をどう立て直すのか、桑原氏の手腕が注目される。

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